お笑いコンビ・さらば青春の光のネタの魅力を、ニューヨーク・屋敷裕政ら芸人仲間が絶賛した。
アンタッチャブルとサンドウィッチマンがMCを務める、テレビ朝日系のバラエティ番組『証言者バラエティ アンタウォッチマン!』のABEMAオリジナル版が、5月30日から配信を開始した。本番組は、開局6周年を迎えたABEMAとテレビ朝日の人気番組がタッグを組む「テレ朝×ABEMA人気バラエティ・FIFAワールドカップ64・音楽フェスでつなぐ2WEEKS」の一環として配信されたもの。今回、ゲストに迎えたのは、さらば青春の光の森田哲矢と東ブクロ。彼らの波乱万丈な芸人人生を、関係者たちの証言をもとに振り返り、ブレイクの真相を深掘りする企画が行われた。
テレビでの活躍に加え、公式YouTubeチャンネルの動画は総再生回数1億回超え、単独ライブのチケットは争奪戦と、現在ブレイク中のさらば青春の光。彼らのネタの何が人々を惹きつけるのか、その魅力を芸人仲間が語った。初めに登場したのは、さらば青春の光と同期の見取り図。盛山晋太郎が「日常を設定にして、起こり得そうなことで笑いにしていくのはすごいと思いますね」と話すと、リリーも「誰もが思いつく可能性がある設定ではやっていないというか。めちゃくちゃいいところを突く」と、目のつけどころを絶賛した。
話の広げ方についても、称賛の声が集まった。盛山とリリーは「そんな広げ方できるんだ」「一つのところからこんなに広げられるんだと思う」と口をそろえ、「キングオブコント」でさらば青春の光としのぎを削り、ユニットライブなどで親交を深めてきた、かもめんたる・岩崎う大も「テーマに関わる全部の笑いをローラー作戦で潰していく。えげつない感じ。そこまで広げていくんだっていう時ありますね。1本のコントでネタ2、3本分ぐらいできる」とコメント。これらの声を受け、スタジオのサンドウィッチマン・伊達みきおも「我々も感じたことありますね。いや、広げるな、みたいな」と同調した。
すると森田は「そこで起こり得る面白そうなことは、全部とりあえずやりたい。それで整合性の合わないやつを切っていく」とネタ作りのこだわりを披露。東ブクロも「いい設定が出たら森田はそれで何とかやりたい。その設定があって、すべったら後半の展開がらっと変えたりするんですよ。設定の良さでネタを残すかどうか決めている感じありますね」と語った。
次に証言VTRに登場したのは、後輩芸人のニューヨーク・屋敷裕政。屋敷は「最初は何で面白いと思ったんかな?」と頭をひねり、「さらばさんしかやってないことをやっていたからだと思う」と、面白さの理由を分析した。なかでも屋敷が「個人的に好き」だというのが、さらば青春の光が「キングオブコント」で披露した「ROCK」というネタだ。屋敷は「自分らもこんなネタやりたかった」という思いに駆られたと言い、「J-POPの歌詞とかをバカにするネタってなった時に、見せ方として、工場の人がああやって言う関係性とか設定が、俺らより2個ぐらい上のことをやっていた感じがして。すげぇ!ってなっちゃいましたね」と、当時受けた衝撃を振り返っていた。