市川海老蔵、11月に十三代目“團十郎白猿”を襲名長男・勸玄は新之助に

　歌舞伎俳優の市川海老蔵が、今年11月に市川團十郎白猿を襲名することが発表された。

　松竹によると、海老蔵は11月と12月に歌舞伎座で十三代目市川團十郎白猿の襲名披露公演を実施する。また同時に、長男・堀越勸玄が市川新之助を襲名するという。当初は、おととし5月に襲名する予定だったが、コロナ禍で延期となっていた。

　襲名にあたり海老蔵は「大きな名を継承するという重責を改めて痛感しております」と気持ちをコメント。「團十郎」のあとに「白猿（はくえん）」を入れたのは、先人に及ばないという謙虚な気持ちを示したものとのことで、海老蔵の父である先代の團十郎が2013年2月に亡くなって以来、團十郎の名跡が、9年ぶりに復活することになる。

　市川團十郎の名は江戸時代から続く大名跡で、代々豪快で力強い荒事の演技が特徴。歌舞伎界の頂点ともみなされてきた。（ABEMA NEWSより）