『BAZOOKA!!!』にて、格闘家の平本蓮が生まれて初めてのロケに挑戦。ディープすぎるジムに潜入した。
『BAZOOKA!!!』は、2011年より放送されていた社会派ドキュメントバラエティ。「空気を読まない」をコンセプトに、独自の目線で、“知らないカルチャー”、“ヤバい人”、“時事問題”にあえて切り込んでいくジャーナリズムバラエティとして、3年ぶりにABEMAで復活。MCを務めるのは小籔千豊、水原希子。レギュラーメンバーとして野生爆弾・くっきー!、中嶋イッキュウ、平本蓮が出演する。
この日の放送された企画は、平本による体当たりロケ。全員全裸の男たちがトレーニングを行うという怪しげなジムに潜入取材することとなった。
平本は、そのジムがあるという日暮里駅前に。ジムの所在地は、両サイドが普通の飲食店にはさまれたごく普通の雑居ビル。とくに看板も出していないビルの目の前で、平本は少し不安になったようで「行けるっすか? ロケの確認を取るみたいな感じですか? 怒られたりするんじゃないですか? ここまでオープンにしていないところにカメラを連れて行って大丈夫かな」とオドオド。
しかし有無を言わさず、スタッフからロケの許可を取るように頼まれた平本。一人でジムに入って行くと、安堵の表情を浮かべながら戻ってきて「許可取れました。あっさり。ウェルカムっぽいです」と意外にも好感触だったことを報告した。
ここでカメラと一緒にジムの中に突入。中にいたのは、トランクス姿の成人男性、4人。これからトレーニングを始めるところだったという。平本が「普段からみなさんトレーニングされているんですか」と尋ねると、インストラクターのユージさんから「ジムに行ってる人もいるし、ここだけの人もいる。自重トレーニングなので」と説明があった。機械は一切使わないというジム。いったいどんなトレーニングなのか…。
平本が「参加したい」と述べると、ユージさんは「ぜひぜひ。ではパンツ一枚で、お水だけ持ってきてください」と指示した。平本はパンツ一丁の姿になると、ほかの生徒たちと一緒にマットの上に立った。ここでユージさんから「パンツは自分で脱がないんですよ。ジャンケンします」というナゾの発言が。勝った人から順番に3人から脱がされるというルールがあるそうで、素直にジャンケンに参加すると、平本は3番目にパンツをおろされることとなった。
順番が決まると、一人一人丁寧にパンツを下ろされた全裸姿に。いよいよ、平本の順番になると、生徒たちが手を伸ばしパンツを優しく下ろした。
いよいよトレーニングがスタート。まずは、1分間で腹筋100回の効果があるというトレーニングを開始。両腕を90度に開いて、思いきり腰を振る。ユージさんは「パチパチ音が鳴るくらい」とアドバイス。続いて、2人組でのレッグレイズ。実践者は仰向けに寝そべり、パートナーの足を両手で掴みながら両足を上げ下げする。この状態を見た小籔は「見られるのはいいけど、見るんはイヤやな!」と感想を述べた。
トレーニング終了後、平本はユージさんにインタビュー。このジムを始めたきっかけを尋ねると、ユージさんは「もともともここでスポーズマッサージをしていました。裸でマッサージをしていると『すごく開放感を味わえた』とか『裸でリラックスできた』という声が多くて。それをトレーニングに組み込んだのが最初」とのこと。現在、生徒は400人もいるそうで、年齢層は30代~40代。職業の7割が公務員だという。
ユージさんの志を聞いてみると「コロナ下で窮屈な生活を強いられていますが、皆さんのストレスが一つでも少しでも軽減するようなお手伝いができればいい。その方法の一つとして裸を思いつきました。たくさん開放感を味わっていただいて、周りの人にも優しくなれる。そんな世の中になればいいなと思っています」と語った。
ロケを終えた平本は「トレーニングを通じて、すべてを失って本物の自由を手に入れた感じというか。壊したっすね。自己破壊。甘かったっす。今までの俺が。途中、腹筋で足を挟まれて、膝突かれたときも。まだまだ知らないことばっかりだなと。感じました、成長を」とコメント。かなり感銘を受けたようだ。