『BAZOOKA!!!』にて、ラッパーのOZworldと裂固が『高校生RAP選手権』でのバトルの思い出を語った。
『BAZOOKA!!!』は、2011年より放送されていた社会派ドキュメントバラエティ。「空気を読まない」をコンセプトに、独自の目線で、“知らないカルチャー”、“ヤバい人”、“時事問題”にあえて切り込んでいくジャーナリズムバラエティとして、3年ぶりにABEMAで復活。MCを務めるのは小籔千豊、水原希子。レギュラーメンバーとして野生爆弾・くっきー!、中嶋イッキュウ、平本蓮が出演する。
『高校生RAP選手権』は、同番組で放送されていた名物企画。日本全国の高校生たちがフリースタイルでMCバトルを行い、優勝を競い合う。BAD HOPのT-PablowやYZERR、Red Eyeなどのラッパーを輩出した人気コーナーだ。この度、およそ3年ぶりに第17回目が開催される運びとなった。
この日は、大会に先立ちこれまでの『高校生RAP選手権』を盛り上げてきた卒業生であるOZworldと裂固のスペシャルインタビューが公開された。
特に印象に残っているバトルを聞くと、OZworldは「やっぱり裂固とのバトルですかね」とコメント。裂固も「1回戦目のOZworldとの試合が。あの瞬間すべてが始まった感じ」と明かした。
OZworldは、「(裂固は)裏にいるときからめっちゃ気合が違う。ほかのメンバーがみんなでワーワーしている中で、ずっと1人で机に向かっているような感じだった。いざバトルしたらボッコボコにやられてビビるくらい。完膚なきまでにぶちのめされて、そのまま彼が(裂固)が優勝した」と当時の裂固の印象を思い返した。
裂固は「OZworldが1回戦目じゃなかったら、また違った結果になっていたんじゃないかってくらい、あの試合からいろんな歯車が動き出した。いまだにそれは、自分のなかで大きい」と語った。
第17回の出場者に対してのアドバイスを求められると、裂固は「フリースタイルと言えど、即興と言えど、ちゃんとなにかを持っていないと、本当に一瞬で終わっちゃう。例えば、言葉を準備していく人もいれば、心を準備していく人もいれば、相手のどこをディスるかを準備してくる人もいる。そのときまでにどんな気持ちで、そのときに仕上げていくかが大事になってくると思う」と助言。
OZworldは「高校生ラップ選手権に出ることがゴールじゃなくて、そこから自分が何者になるのか、そこから自分を変化させ、自分のやりたいこと、音楽を作ることだったり。バトルをきっかけにステップして、次なる目標を立てて、同時進行でやっていくのが大事なのかなって思う」と述べた。
最後に「あなたにとっての高校生ラップ選手権とは」という質問を投げられると、OZworldは「夢」と回答。裂固は「いまだに第9回は、逆に登竜門になっている」と答えた。
決戦の舞台は7月2日、渋谷「Spotify O-EAST」にて開催。その様子は生放送される。