かまいたちの濱家隆一が、予想時間がほぼない中、まさかの馬券が的中するもクールな男を演じ切った。
かまいたちの山内健司と濱家隆一が出演するバラエティ番組『かまいガチ』（テレビ朝日系）のABEMAオリジナル版が、6月1日から配信を開始した。本番組は、開局6周年を迎えたABEMAとテレビ朝日の人気番組がタッグを組む「テレ朝×ABEMA人気バラエティ・FIFAワールドカップ64・音楽フェスでつなぐ2WEEKS」の一環として配信されたもの。普通なら喜んでしまいそうな状況でも、喜ばずに我慢し、かっこいい芸人・タレントを目指す企画が行われた。
自分の馬券が当たっても、絶対に喜んではいけない「喜ばない競馬」。山内健司と濱家隆一（かまいたち）、田崎佑一（藤崎マーケット）、林健（ギャロップ）、酒井貴士（ザ・マミィ）、岡野陽一、うんぱいの7名が、同企画に挑戦した。馬券は自腹で購入せねばならず、予算は1人10万円。最低1万円以上で、単勝一点買いをするのが決まりだ。
最初のレースで与えられた予想時間は、わずか5分。競馬新聞を読んだり、パドックを見たりする時間はない。出演者たちは1位になりそうな馬をとりあえず選び、慌ただしく馬券を購入した。そんな状況だったにも関わらず、濱家の予想が的中。ゴール直後、濱家はにやけ顔を隠すように一瞬、後ろを向いたが、その後はなんとか真顔をキープ。「当たった」と周囲が盛り上がる中、当の本人は「ホンマやなぁ」と落ち着き払った口調で言った。
さらに山内が「あんな予想時間短くて、買って、いきなり当ててるのすごいやん」と驚くと、濱家は「マジ？」と冷静に反応。その後、6万8000円の払い戻しになることが判明し、拍手が起こる中でも、濱家は「当てるために買ってるけど、当たったら当たったで、そんなもんかって感じ」と、平然と言ってのけた。
続く第2レースでは、林が馬券を購入した馬が、ぶっちぎりで1着ゴール。予想が的中した瞬間、林は視線を泳がせ、こぼれそうになる笑みを必死に封印した。「林さん当たった！」と興奮の声が飛び交う中、林はいたって冷静に「当たった」とひと言。そして、林が払い戻しを受ける額は15万超えであることがわかったが、それでも嬉しそうな様子を一切見せず、無事にクリアとなった。なお、予想部屋に戻った後は、喜んでも良いルール。林はガッツポーズと共に「嬉しい」としみじみ言い、喜びをかみしめた。
そして迎えた最終レース。ここまでほとんどのレースで10番の馬を購入し、予想を外し続けてきた山内は、「ケジメをとってもらう」と、またしても10番を購入する作戦に出た。するとこれが功を奏し、10番の馬が1着でゴール。ゴール前までは、喜んでも良いルールのため、山内は「よっしゃ、よっしゃ！」と大興奮だったが、ゴールした途端、クールな表情に。
今回的中させた3人の中で最も高い16万5000円の払い戻しとなったが、山内は冷静に振る舞い続け、「嬉しいやろ？」と問われると「嬉しくはないねんけど…」と返答。「最高の締めくくりやん」という濱家の言葉にも、涼しい顔で「どうする？」と首を傾げ、さらには「気持ち悪い」「なんか吐きそう」と顔をしかめる演技も披露した。クールに装い続けた山内だったが、予想部屋に戻るや否や、我慢していた喜びが爆発。力強く2度ガッツポーズをし、「よっしゃー！」と大はしゃぎしていた。
