ABEMAで放送中のジャーナリズムバラエティ『BAZOOKA!!!』(ABEMA)が注目を集めている。2011年より放送され 「地下クイズ王決定戦」や「放送NG演芸」など、独自の目線で社会に切り込む企画を生み出し、人気を集めた同番組。2019年に惜しまれながら終了したが、6月4日より「ABEMA」にて、約3年ぶりに復活。「空気を読まないテレビ」をコンセプトに、ほかの番組が触れないような“知らないカルチャー”、“ヤバい人”、“時事問題”などの事象を深堀していく。
【動画】くっきー!が披露した“地上波NG”な禁断ネタ(8分45秒頃~)
出演者は、初回放送時よりMCを務める小籔千豊や、『BAZOOKA!!!』ではおなじみの野性爆弾・くっきー!、中嶋イッキュウのほか、今回から新たに水原希子、格闘家の平本蓮が加わった。収録直後のくっきー!に『BAZOOKA!!!』の思い出、復活の喜びを直撃した。
――本日はよろしくお願いいたします。まずは、『BAZOOKA!!!』復活を受けてのご感想を教えてください。
いつか必ず帰ってくる番組だろうと思っていたんですよ。ただ、復活したときに自分がメンバーに入るかどうかはわからなかったので、今回また入ることができてうれしいですね。嬉しさのあまり、久しぶりにばあちゃんの墓参りに行きました。ばあちゃんに手を合わせて「ばあちゃん、『BAZOOKA!!!』が帰って来たんだよ」と報告してきました。
――(笑)。きっとおばあちゃんも喜んでいますね。いつか必ず帰ってくると思っていた理由を教えてください。
『高校生RAP選手権』のような、ある意味カルチャーを生み出した番組だったので、それをテレビマンたちが逃すことはないと思っていました。それがABEMAで復活するというのは最高ですね。しかも、当時と同じスタッフが集まっているので、久しぶりに会ったときには「同窓会みたいやな~!おかえり~!」と盛り上がりました。
――懐かしい話も飛び出てきそうですね。久しぶりの収録はいかがでしたか。
パワー維持していましたね。パワーアップではなく、パワー維持。年数が経っていて、みんな年を取っているのにパワーを維持できることは素晴らしいですよ。
――すでに放送開始されましたが、印象的なことはありましたか。
希子ちゃんが調査した「腹イキ」は印象的でしたし、勉強になりました。
――スタジオでは「腹イキ」講座もありましたよね。くっきー!さんが、人形を使って練習している姿は優しさが溢れていました。
わかりますか、やっぱり。一応女性には慣れているので。愛情たっぷり派なので、にじみ出てしまいますね。
――今回、新たなメンバーとして加入された水原さんと平本さんの印象はいかがですか。
クイズの収録で、希子ちゃんが正解をしたときにこっちを振り向いて「やった~!」って喜んでいる健気な姿がいい感じでしたね。ああ、こんなに純粋無垢な子なんやなあって。よく可愛い女の子の姿を見て「娘のようだ」とか、「妹みたい」だとか、そういう表現をするじゃないですか。僕は、そういう感覚ではなくて、素直に自分の女にしたいなって思いましたね。人間味溢れる姿がとてもよくて、希子ちゃんを自分の女にして連れまわしたいと思いました。
――水原さんのギャップが見られるのも『BAZOOKA!!!』ならではかもしれません。平本さんもバラエティは初めてのようですが、いかがですか。
芸人やタレントばっかりだとあんまり前に出られない人もいると思いますが、れんれん(平本蓮)は物おじせず、自然に前に出られる子ですね。格闘技で精神的にも鍛えているんやなって思いました。ロケでも体を張っていて、あんなに平気でなんでもできちゃう姿は意外でした。これからもえげつないロケにいっぱい行ってほしいです。
楽しすぎる『BAZOOKA!!!』の企画、すべて体感6秒だった
――これからやってみたい企画などありましたら教えてください。
コロナも少しずつ落ち着いてきているので、海外に行く企画をやりたいですね。ガポールでカジノをしたいです。
――ガポール?
シンガポールですね。前の『BAZOOKA!!!』でも行きましたが、最高でしたね。カジノでお金を使い切って、ひもじい思いをして、日本に帰ってラーメンを一杯食べたときには、貧乏生活が戻ってきたような新鮮な気持ちになりました。
――いくらくらい使ったんですか。
50万円くらい持って行って使い果たしました。50万がなくなるのは、あっちゅう間でしたね。体感6秒って感じでしたよ。是非、リベンジカジノやりたいですね。
――ぜひ見てみたいです。『BAZOOKA!!!』では、ジェニーハイも生まれましたね。
ジェニーハイの活動も体感6秒ですね。あっちゅう間ですね。『BAZOOKA!!!』関連のものは、すべて体感6秒です。やっぱりめちゃくちゃ楽しかったからでしょうね。練習せなあかんというカルマを背負ったストレスもありますが、楽しいことをするためには稽古は必要なので。あとは楽しいだけですよ。
――昨年はコロナで延期になっていたライブも行われました。
客前に出られるのは、めちゃめちゃうれしかったですね。一回、無観客でやりましたが、コール&レスポンスを主にしているバンドなので、掛け合いがないのはさみしかったですね。だから、客前でできたときには喜びもひとしおでした。
――実際にフェスに出てお客さんの声を聞くのはやはり違いますか。
熱くたぎるものがありました。ステージ自体は40分くらいでしたが、体感6秒くらいでしたね。6秒は肝ですね。
――今後、ジェニーハイでやりたいことがありましたら教えてください。
海外のライブですね。映画『ハケンアニメ』の主題歌をやらせてもらったので、日本アニメが人気のフランスとかでやりたいですね。
――ジェニーハイの活動も、今後の『BAZOOKA!!!』もめちゃめちゃ楽しみです。最後に見どころをお願いします!
『BAZOOKA!!!』の魅力は、きわどさだと思います。オンエアできるかできないかのギリギリのところを攻めていて、今の世の中の流れに逆らっている番組です。反逆精神を持っている若い子たちにはきっとハマると思います。
――ありがとうございます! 今後の『BAZOOKA!!!』の過激な企画がとても楽しみです!
取材・文:氏家裕子
写真:You Ishii