6月に公表された内閣府の調査で、20歳独身男性の4割が“デート経験なし”と回答したことが話題を呼んだ。少子高齢化の原因にもつながってくる結婚の問題について、9日のABEMA『NewsBAR橋下』に出演したハイヒール・モモコと橋下氏が議論した。
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「私も結婚なんて全然考えていなかったのに突然結婚したから」と話すモモコ。「28歳までは絶対結婚しない、愛人がいいと思っていたくらい。でも吉本からは、若手のうちにしとけと。私は28で結婚して、相方(リンゴ)は33。すぐ別れるかもしれんと思ったがもう34、5年(笑)」と振り返った。
「女漫才師って、なかなか結婚しない。先輩では(今)いくよ・くるよさんが結婚されていたが、私たちの時代は結婚したら漫才をやめなければいけない時代だった。妊婦さんはテレビに出たらいけないみたいな感じがあったし、私が産む10年くらいに前は楽屋に連れてくることについての論争があったくらい。私の場合は色々な人に預けながらやらせてもらった。今は楽屋に連れていったら皆が“みといてあげる”という感じだと思う」。
さらにモモコは吉本の後輩にあたるMCのサバンナ高橋茂雄に「なんで結婚しないのか、あんたは(笑)。次に付き合った人と結婚したらいい。嫌だったら別れたらいいから。バツイチなんか全然普通」と水を向けた。
すると高橋は「バチッと合う相手がいなかった。もちろん結婚したいし、結婚したら子どもが欲しい。先輩を見ていても、早いうちに子どもを作っている人の方が後に自由な感じがする。たむけんさんもバツイチだがお子さんが大学生で、フリースタイルに生きていっている感じがする」と明かした。
橋下氏は「経験を積めば積むほど色々な角度で相手見てしまうからね。やっぱり結婚は“勢い。僕もパンパーンと。大変だけど僕は得たものもあるし、社会を支えることの一つだと思う。ただ、必ず産めということではない。しかも僕は仕事をやって子育てはやっていないが、モモコさんは仕事をやりながら育てているからすごい」とコメント。
モモコは「私は産んで1週間後には働き始めた。やっぱり何が困るかというと、預けるところ。昔はみんな一緒に住んでいたから、おばあちゃんが面倒を見てくれて働きに出られたが、今はそうじゃない。私も2歳まではベビーシッターがいなかったから、熱が出ても誰も預かってくれない。子どもが小さい頃、私の代わりにサッカーに送ってもらうのにお願いするのも、ママ友と関係をうまくやっていかなければいけないなと思った。うちはパパも協力的だったし、補助をする人を雇っていたでも、ベビーシッターの料金はすごく高い。熱が出ても預かってくれるところが大阪にはできて、進歩していてすごいなと思うけど、できるだけ安くしてほしいと思う」。
さらにモモコは「私は最近、明石市(兵庫県)の手法が大好き。1歳までおしめを送ってくれるとか。それで人口も子どもも増えている」。
橋下氏は「明石の泉房穂市長は僕と司法試験で同期生。子育て支援はすごい。ただ、自治体でできることには限界があるし、周りの自治体から人口を取ってくるだけでは日本全体では変わらない。明石も含めた各自治体がやっていることに加えて、子どもを産みたいというところにサポートする国の政治が必要だと思う。僕らはありがたい話で何とか育てられているが、2人が限界なのではないか。結局、お金の問題。生活ができるかどうか、子どもを養えるかどうか。だからうちの長女は早々に結婚するのは嫌だと言っている。こんな面倒で、大変なことはないと。全てお金というわけではないが、でもお金はやっぱり大きい。そこは国を挙げてやらないと」と応じていた。(ABEMA『NewsBAR橋下』より)