書店員芸人・カモシダせぶんが驚きの自宅全焼原因を明かし、3,000冊の蔵書と引き換えに激レアなお宝を手に入れた不思議な縁を語った。
【動画】まさかの原因で家が全焼したカモシダせぶん(17分10秒頃〜)
7月13日、テレビ朝日とABEMAが共同制作する「“ネオバズ”水曜日『2分59秒』」#40が放送。「人間の集中力は3分しか持たない」という仮説のもと、4人のスピーカーが制限時間2分59秒内でスピーチを展開した。MCは千原ジュニア、日向坂46・佐々木久美。
今回のスピーチテーマは「読書好きがプレゼン!最高の1冊SP」。現役書店員芸人のカモシダせぶんは、「8時間働いて来ました!」と書店でフルタイム働いてから番組に出演した。スピーチでは早坂吝さん作の『◯◯◯◯◯◯◯◯殺人事件』を激推ししたカモシダ。スピーチ後、さらにおすすめを聞かれると、中国・劉慈欣さん作の『三体』をピックアップ。そして、『三体』と自身をつなぐ数奇なエピソードを披露した。
まずカモシダは『三体』について「ある星が太陽光線で消滅してしまうゲームをプレーする」シーンがあると前置き。そして「僕、数年前に家が火事で全焼しまして」と話を続け、火事で蔵書3000冊が犠牲になったと説明した。火事の原因は、なんと日光だという。カモシダは「外から入った日光が鏡に反射して、反射した日光がソファを燃やして、家が全焼した」と説明。予想外の出火原因を聞いたジュニアは「ホンマにあんねや!!」と目を丸くした。
カモシダはその時出かけていたが、「唯一持っていたのが、『三体』だったんです」と告白。「『三体』は星が太陽光線で滅ぼされる話。我が家も太陽光線で滅ぼされた」とツイートしたところ、なんと中国にまで拡散され、作者の劉慈欣さんがツイートに反応。「こんなすごい偶然あるのか」とビックリし、“火事見舞い”として2種類のサイン本を贈ってくれたという。
カモシダは「中国語版の『三体』」と、『三体』の画集に書かれた作者のメッセージを披露。「画集にサインをしてもらったのは、日本で僕一人だけらしい」「火事が繋いだ縁」「家宝です」と目を輝かせていた。