元SDN48でタレントの芹那が大ブレイクした時代を振り返る中で、「地位と名誉が欲しかった」と元々持っていた欲を打ち明けた。
14日(木)、ABEMAにて極楽とんぼの加藤浩次と山本圭壱が出演する「迷えるとんぼちゃん」#10が放送。この番組は、芸能界の荒波を30年以上乗り越えてきた極楽とんぼが、毎回ゲストと本音でぶつかり合うお悩み相談バラエティ。
今回のゲストは芹那。芹那は「優等生でした。勉強できる方で。学級委員や生徒会もやっていた」「内申点はパーフェクト」と学生時代を振り返った。目立っていたのでヤンキーに目を付けられ、石を投げられたこともあるという。高校から女子校に進学するとペットのように面倒を見てもらうほど可愛がられ、「世の中の女の子は優しいって気付いた」と語った。
高校まで北海道で過ごし、芹那は東京の大学へ。「芸能人になりたかった」と上京を決めた理由を語った。
物心ついた時から芸能人を目指していた芹那は、カットモデルを経て事務所を紹介され、片っ端からオーディションに挑戦。ところが全部落選し、24歳の時に唯一受かったのがSDN48だったという。
24歳でアイドルグループのセンターになった芹那。メイクやダンスは得意なメンバーがいつも助けてくれたと言い、芹那は「ハグされてるようなグループでした」「あったかいメンバーでした」と感謝した。
芹那はあざといキャラでバラエティにも進出。当時は多忙すぎてテレビと現実の区別もつかないほどになり、楽屋挨拶がとにかく怖かったそう。「『初めまして』って言って、初めましてじゃないこともあるし、『お久しぶりです』って言って、朝会ったばかりだったこともあるし。パニクってました」と精神的に追い詰められていた時期を振り返った。
芹那は「それまでは権力とか知名度が欲しいと思っていたはずなのに」とポロリ。加藤は「権力」という言葉に反応し、「あなたは今日、全部ぶっちゃけた方がいい」「権力欲しいなんて思ったことない。欲しがっている奴に初めて会った」と追及した。
加藤の追及を受けるうち、芹那は「欲深いタイプ」「地位と名誉が欲しかった。あと、お金」と、自分のルーツに思い当たった様子。芹那は「それが欲しかったはずなのに、そんなの要らないから自由が欲しいって思っていた」と当時の極限状態を明かし、加藤は「それは、辞めたいってことよ」と心境を言い当てた。
芹那は「(辞めたいと)思う直前、ファンの人が思い浮かんだ」とやんわり否定。加藤は「きょう話してみて、芹那ちゃんは本心にフタをして頑張ってる感じがする」と印象の変化を口にした。