毎週金曜日23時より放送中の『私たち結婚しました3』(以下、わた婚)が折り返し地点を迎えた。本番組は、韓国で2008年から約9年間レギュラー放送された国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』(※)を日本版にリメイクした「ABEMA」オリジナルの結婚モキュメンタリー番組。今シーズンは、佐野岳と島崎遥香のペア、中田圭祐と川島海荷のペアの2組が結婚生活を送っており、全く違う個性を放つ2組の夫婦の今後に注目が集まっている。
【動画】足立梨花、中田圭祐と川島海荷の衝動キスに大興奮!(40分頃~)
#7のスタジオゲストには、前シーズンで塩野瑛久と結婚生活を送った足立梨花が登場。塩野とは共通の趣味をたくさん持ち、自然に距離を縮めていく姿に多くの反響が寄せられた足立。収録直後の足立を直撃し、『わた婚』の先輩として、今シーズンの感想、自身の結婚生活も振り返ってもらった。
中田&川島のキスに大興奮「思わず叫んじゃいました」
――今回、スタジオがかなり盛り上がったようですが、なにが起きたのでしょうか。
けいぴー(中田)と海荷ちゃんが、まさかのキスをしたんですよ! もう、きゃ~!って、なっちゃいました。2人が別々に船に乗って、「相手との思い出を振り返り、最初に思い浮かんだ言葉を伝えてください」というラブミッションがあって、けいぴーが伝えた言葉が「キスしたいなって思った」でした。そのときの海荷ちゃんの表情がめちゃくちゃ可愛くて。思わず叫んじゃいました。けいぴーは、男を見せてきたなって感じでしたね。「キスしたいなって思った」と言う前からキスをするような体勢になっていて(笑)。気持ちより先に体が動いちゃっているのが微笑ましかったです。キュンキュンして、女性ホルモン出ちゃったかもしれないです(笑)。
▲中田&川島のキスに興奮!(『わた婚3』第7話より)
――中田さん川島さん夫婦は本当に仲がよさそうですよね。
相性もいいだろうし、いい関係性を築けていることが見ているこちらにも伝わってきますよね。『わた婚』は本当にリアルな空気感が映し出されます。きっと2人は、放送されていない部分でもたくさん話して、いいコミュニケーションを取っているんだと思います。
わた婚の先輩として佐野岳にアドバイス?
――その一方で、もう1組の島崎さんと佐野さん夫婦については、どうご覧になりましたか。
独特な関係性ですよね。実は、1話を見たときに衝撃を受けました。本当にこの2人は上手くやっていけるのかな?って。でも、回を重ねるごとに安心できるようになっていきました。ぱるちゃんは、意外と岳君のことをちゃんと見ていますよね。岳君を分析したり、アドバイスしたり、しっかり向き合って、なおかつ自分の感情に嘘をつかないように過ごしている印象です。ぱるちゃんは、嫌いだったらシャッターが下りるタイプだと思うんです。岳君に対してはちゃんと開いているので、2人なりのやり方で距離感を縮めているんじゃないかな。「結婚します」と急に言われて、すぐに夫婦感を出すなんて普通は難しいじゃないですか。だからこそ2人は本当にリアルですよ。
――スタジオでは佐野さんが気を遣いすぎているという声もありますが、そのあたりも大丈夫そうですか。
『わた婚』が始まる前、たまたま岳君にお会いする機会がありました。岳君自身も気を遣いすぎていることがわかっていたみたいです。「ぱるちゃんに嫌われたらどうしよう」と心配していて。うまくやりたいという気持ちが強すぎるように感じましたが、それが徐々に取れてきているように見えます。ぱるちゃんの自然体を岳君もわかってきたんじゃないかな。でも、気遣いも含めて岳君らしいんですよね。けいぴーのようなタイプとぱるるが一緒だったら、また違ったかもしれないですよ。ちゃんとピッタリ合う2人が夫婦になっているんだろうなって思っています。
▲今後の展開が気になる佐野&ぱるる夫婦(『わた婚3』第7話より)
――佐野さんにお会いした際、『わた婚』の先輩としてなにかアドバイスはされましたか。
気遣いに関しては、岳君の優しさだから悩むことはないよと、お話しました。お会いしたのは、結婚生活の序盤のほうで、岳君も一番悩んでいる時期だったと思います。今は悩みを乗り越えていい関係性を築いている途中に見えます。一つ、希望を言うならば、岳君に関してはもうちょっと男らしい部分を見たいですね。
元夫・塩野とは「もう1度、より本音で語り合いたいな」
▲大きな反響を呼んだ2人の結婚生活(『わた婚2』より)
――2組の結婚生活を見ていて、当時のご自身の結婚生活のことを思い出すことはありましたか。
けいぴーと海荷ちゃんがキスした場所が横浜でした。私たちがシーズン2最終回でお別れした場所も横浜。船の近くを歩きながら、さよならまでの時間を観覧車の時計で見ながら、お話したことを思い出しました。
――寂しかったですが、とてもいいシーンでしたよね。
私、あきくんが振り返っていたことをオンエアで初めて知ったんですよ。
――そうだったんですか! 塩野さんが振り返っている姿を見てどう思われましたか。
あきくんはクールだから絶対に振り返らないんだろうなーって思っていたので、放送を見て「あ!振り返ってる!」ってビックリしました(笑)。
――クールなイメージなんですね。
冷たいというわけではなく、サッパリしている人です。なので、振り返っている姿を見て、インタビューも聞いて、初めて知ることがたくさんありました。最終回まで見た上で、もう1度、より本音で語り合いたいなと思いました。
「友達とも共演者とも恋人とも違う、不思議な関係性に」
――お2人は、相性がばっちりという感じに見えました。
共通の趣味がたくさんあったことは大きいですよね。同じ話題で盛り上がれるのはうれしかったです。お互いに自分のカメラを持っていて、写真を撮り合ったりもして、思い出もたくさん残っています。
――あそこまで共通の趣味がある夫婦も珍しいですよね。
結婚生活が始まる前に、(ラブミッション監修の)東村アキコ先生とお話をする時間があるんです。そのとき、東村先生から「この2人は本当に相性がいいと思うよ」と言われました。その時点では、あきくんとは話したこともなかったので、「へえ、そうなんだ」という感じでしたが、蓋を開けてみたら、家電も好きだし、アニメも好きだし、話せば話すほど共感できることが多かったのがよかったです。
――仲良くなりすぎて、塩野さんが途中から頑張って男らしい部分を出そうとしている様子もありました。
本来は、友達型カップルのほうが似合う人だろうなと思いますが、まあでも、引っ張っていってほしいなという気持ちはもちろんありました。ただ、あきくんは天邪鬼なところがあるんですよ(笑)。例えば、(妻である)私がやってほしいと言えば、もちろんやってくれるけど、周囲の人からやってほしいって言われたら、絶対にやりたくない人になっちゃうみたいな。私から言うと尻尾をふりふりしてやってくれたんですけどね(笑)。
――足立さんとは信頼関係が築けていたということですね。今日は、塩野さんとも久しぶりに再会されたそうで。
『わた婚』でのお別れ以来の再会でした。あきくんが楽屋に来てくれて、やっぱり“わんこ”みたいでしたよ。
――足立さんはどんなお気持ちでしたか。
写真を撮ろう~! となったんですが、そのとき私、メディキュット(着圧ソックス)履いてたんですよ。あきくんが見ているところで普通にメディキュット脱ぎました(笑)。
――夫婦ですね~!
なにを見られても恥ずかしくないっていう空気感に一気に戻れるのはいいなって思いました。久しぶりに会ってもその距離感に戻れるのはうれしいです。
――仕事を通してそこまで深い関係性になるのは珍しいことですか。
人によると思いますが、私の場合、ドラマの恋人役でもここまでは距離は縮まらないかもしれないです。仲良くはなろうとしますが、あくまで役柄を通しているので。そう考えると、私とあきくんは、本人同士が仲を深めていったので、特殊な関係性ですよね。
結婚前に確認しておくべき点が『わた婚』の経験でより鮮明に
――ある意味、結婚の疑似体験ができましたか。
べたべたするだけが結婚じゃないんだなって、改めて感じました。結婚は、2人でいることが日常になりますよね。この人がいることが当たり前の生活で、ドキドキ以外のことが大切になって来る。ずっと長くいられる安心感や、言葉にしなくてもわかる空気感が必要ですよね。ずっと一緒にいるから、ちょっとでも合わないと気になっちゃうんです。結婚前に確認しておくべき点が『わた婚』を経験することによってわかりました。
――すごい予行練習になりましたね(笑)。
友達とも共演者とも恋人とも違う。お互いのいろんなことを知り尽くして、わかってもらえるような不思議な関係性を築けたような気はしています。
――すべて踏まえて、もしもまた『わた婚』へのオファーがあったらどうしますか。
面白そうですね。もう一度、舞い戻ってきましょうか(笑)。
――最後に、今シーズンのみどころをお願いいたします。
けいぴーと海荷ちゃんは7話でキスをしたので、今後どう仲が深まっていくのか楽しみです。一方、ぱるちゃんと岳くんは、この二人がどういう別れ方をするんだろうって、気になって仕方ないです。ウソがないからこそ、最後がどうなるのか期待値が上がっています。
――ありがとうございます! 2組の夫婦が最後にどんな別れを迎えるのか、ドキドキしながら見守っていきたいと思います!
※『私たち結婚しました』は、韓国の地上波放送局、株式会社文化放送(MBC)が企画、制作した番組。
『私たち結婚しました3』第7話はABEMAにて無料配信中。
取材・テキスト:氏家裕子、撮影:Mayuko Yamaguchi