アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」第86話では、大魔王バーン(CV:土師孝也)の「人間は最低だぞ」という問いかけに主人公・ダイ(CV:種崎敦美)が答えた。ダイの覚悟が視聴者の胸を打ち、声優・豊永利行も感動を示した。
【動画】ダイの“人間への思い”が健気で泣ける(7分40秒ごろ〜)
アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は、1989年~1996年に「週刊少年ジャンプ」にて連載された累計発行部数4700万部を誇る名作漫画(原作:三条陸、漫画:稲田浩司、監修:堀井雄二)が原作。勇者に憧れる少年・ダイの冒険を描いたファンタジーだ。
前回の第85話では、ダイがついにバーンと対峙した。敵の強大さに怯むダイをレオナ姫(CV:早見沙織)は「ぶん殴っちゃえ~!」と明るく励まし、その一言が戦いの活路を開いた。レオナ役を演じる声優・早見沙織の演技も好評で、Twitter上では「頂きましたレオナの『ぶん殴っちゃえ~!』」「ぶん殴っちゃえな姫様が素敵すぎる」「ほんとそういうとこよ好き」「早見沙織さんに『ぶん殴っちゃえ!』と言われたら、私でも勇気出して殴る」といった感想が寄せられた。
最新話にあたる第86話「キルバーンの罠」で、バーンはダイに対して自分の部下にならないか誘いをかけた。「人間は最低だぞ、ダイ」「賭けてもいい。余に勝って帰ってもお前は必ず迫害される」と指摘されて、ダイは「人間がたまにそういう酷いことをするのなんて百も承知だ」と認めつつも、「地上の人々全てがそれを望むのなら、俺はお前を倒して、この地上を去る」と宣言した。
ダイの人間に対する思い、そして覚悟は大勢の視聴者の胸を打ったようだ。Twitter上では、「たった12歳がこんな決意をするなんて…」「真の勇者だからこそ言えるセリフ……!」「健気すぎて泣ける」「悲壮極まりないけど勇ましさもあって好きなところなんだわ」といった声が相次いだ。
ポップ役を演じる声優・豊永利行は放送後、「ダイの大冒険が人生の教科書だと思うシーンのひとつ」とツイート。「バーン様の言うような『人間』にならないように生きたいと、このシーンを見る度、読む度に思います」とつづった。
第86話「キルバーンの罠」
【あらすじ】
竜(ドラゴン)の騎士の遺伝子を開花させ始めたダイ。その実力はバーンと互角かそれ以上だった。彼の強さを認めたバーンは、ダイに自分の部下になるよう誘いかける。一方、異空間では、なおもアバンとキルバーンが交戦を続けていた。策士のキルバーンは1対1の決闘では劣勢かに思われたが、戦いの裏で既に彼は恐ろしい罠を仕掛けており......。アバンは死神との激闘を制すことができるだろうか?
※種崎敦美の「崎」は、正式にはたつさきの字
(C)三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京
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