2日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、右翼団体が使用する街宣車の内部を公開した。
この日は竹山みずからが右翼団体の街宣車に潜入する企画を実施。日本正道会会長の及川竜太氏の協力のもと、右翼団体の実態にせまることに。VTRでは日本正道会の本部を訪ねる竹山を、及川氏自らが案内。立ち並ぶ大小の街宣車が竹山を出迎えた。
及川氏は街宣車のタイヤ部分に貼られた鉄板を指さして「これはなんだと思います?」と質問。竹山が「タイヤが隠れてますけど……」とコメントすると、及川氏は「闘争のときにタイヤをパンクさせられたら、そのバスはそこでリタイア。だから少しでもタイヤのゴムを出さない」とパンクを防ぐなどの目的があると説明した。
さらに運転席に貼られた金網については「攻撃防止」だと明言。実際に街宣をかけに行った際に瓶を投げられ、金網があったことで難を逃れたこともあるのだとか。
竹山は街宣車のなかも見学。内装を見て「マイクロバスなんですね」と竹山が気づくと及川氏は認め、音を鳴らすための機材を見せて「アンプ機材がなければ放送宣伝車としての登録ができない」と解説。
普通のバスと異なり大きな窓はなかったものの、「窓がないとみんなが酔ってしまう」との理由で小窓がついていることも明かした。
また、車の後部には畳が敷かれているスペースが。放送宣伝車として必要な荷物置き場を就寝用のスペースとして利用しており、及川氏は「冬で寒いときは、畳をはずして掘りごたつに(できる)」と、多機能ぶりを明かして竹山を驚かせた。
竹山が「長時間活動することもある?」と質問を投げかけると、及川氏は街宣車に乗りながら1週間近く家にも帰らずに活動したこともあると回答。暑い日の夜はエンジンをかけたまま、クーラーをつけて寝るといった生活をしていたそう。
キャンピングカー的な要素も備わっている多機能な街宣車について、及川氏は「愛国思想を持っているだけというのと、右翼団体というのはまったく意味が違う。右翼団体は街宣車が最大の相棒」と、必要性について熱弁した。
竹山が「(街宣車は)右翼団体として絶対に必要なもの?」と確認すると、及川氏は「絶対に必要なものだと私は思っています」と力強く語った。
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