女優の原田美枝子(63)と俳優の菅田将暉(29)がダブル主演した映画『百花』の完成舞台挨拶がきのう都内で行われた。
今回、原作者・川村元気(43)自ら監督・脚本を手掛けて映画化した自身の体験をつづった小説『百花』。原田とのダブル主演を演じた菅田は「本当どうなるかわからない現場で原田さんの人間力を受けての日々だったので、凄い贅沢な時間でした」と話した。
認知症をテーマに母と息子の親子愛を描いた内容だが、親子役である菅田と原田の関係性が逆転したというエピソードが明かされた。
菅田「カットかかった瞬間に、僕の胸で号泣している原田さんというのがあったんですよ。おえつが止まらなくなって制御不能になっていて、気づいたら頭をなでてたんですよ。大先輩の泣きじゃくる姿を、こんなピュアな状態を見せてもらえることが忘れられないですね」
原田「全然OKがでなくて、どうしたら良いかわからないくらい本当に大変だった。そしたら菅田さんが、よしよしってまるでお母さんが子供をなだめるみたいになだめてくれた」
(『ABEMA Morning』より)