元プロボクサーの亀田興毅が批判を受けても、父親をトレーナーに採用し続けた理由を語った。
11日(木)、ABEMAにて極楽とんぼの加藤浩次と山本圭壱が出演する「迷えるとんぼちゃん」#12が放送。この番組は、芸能界の荒波を30年以上乗り越えてきた極楽とんぼが、毎回ゲストと本音でぶつかり合うお悩み相談バラエティ。
今回のゲストは亀田三兄弟の長男で元プロボクサーの亀田興毅。熱血父・史郎さんの指導のもと、3兄弟で世界チャンピオンに輝いた。
興毅は世間の注目を集めるため、父の演出でヒールキャラを演じていたと告白。「親父は3兄弟でチャンピオンにならせると決めていたみたいです」とボクシングを始めたきっかけを語った。
当時の亀田式トレーニングの中には、ネタ疑惑をかけられるような奇抜なメニューも。加藤は「棒で突つくやつは、パフォーマンスなんですか?」と疑問を口にした。
興毅は「あれって全部、理にかなっているトレーニングですよ」とネタ疑惑を否定。「棒のやつ今、世界のトレーナーがみんな使ってます」「トップクラスの選手たちも。親父は結構アイデアマンなので」と語り、加藤は「そうか、発祥だからおかしく見えるんだ」と納得した。
史郎さんのアイデアから生まれた亀田式トレーニングメニューは当時、さまざまなボクシングジムや関係者から批判を受けたそう。興毅が結果を出せば出すほど、「親父はド素人だけど、素材はいい」という声が高まり、「トレーナーを変えろ」「ちゃんとしたプロのトレーナーを」と言われたという。
興毅は「親父は素人でいい。親父が教えて世界チャンピオンになるところに意味がある」と反発。「自分らは家族でやってきた」「俺が世界チャンピオンになったら、親父が世界一のトレーナーになる」と考えたという。
父との絆を力に変えて、興毅は世界チャンピオンに。「だから嬉しかったですよね、親父のボクシングが世界に通用した」と、父子で獲った世界一を振り返っていた。