完熟フレッシュの父・池田57CRAZYが、仕事家事育児で完璧を求めるあまり過労で長期入院した過去を告白。山口もえが「完璧を目指さない」という考えに共感を寄せた。
【動画】完熟フレッシュの父、過労で2ヶ月入院した過去を語る(13分頃〜)
8月9日、テレビ朝日とABEMAが共同制作する「“ネオバズ”水曜日『2分59秒』」#44が放送。「人間の集中力は3分しか持たない」という仮説のもと、4人のスピーカーが制限時間2分59秒内でスピーチを展開した。MCは千原ジュニア、日向坂46・佐々木久美。今回は「ハードコア子育てSP」。子だくさんの芸人らが育児にまつわるあれこれをスピーチした。
17歳の娘・レイラとお笑いコンビを組む完熟フレッシュ・池田57CRAZYのスピーチは「子育てをギブアップしたから完熟フレッシュが誕生した!」。もともと売れない芸人だった池田は、シングルファザーになったあと、レイラを育てるために就職を決意。周囲の「どうせできない」という声に反発し、「芸人を辞めたので、せめて仕事はトップをとってやろう」と早朝から深夜までがむしゃらに働いた過去を明かした。
家では家事を完璧にこなし、睡眠は毎日2~3時間程度。そんな無理な生活がたたり、数か月後には過労で倒れ、2か月間入院する羽目に。さらに、レイラを完璧に育てたいという思いが強いあまり、厳しいしつけでレイラは怯えるようになった。家の中の雰囲気はピリついた。
入院を機に、池田はレイラに「パパはもう、ちゃんとできない」「パパのお手伝いしてくれないか?」と伝え、レイラは「わかった」と納得。身も心も楽になった池田は「子育てには手抜きが必要だ」と考えを改めたという。
池田がもう一つ大切に思っているのが、「夢を持つ」こと。レイラは小学4年で「タレントになりたい」と夢を抱き、M-1復活の追い風もあって父娘コンビ・完熟フレッシュが誕生した。現在も父娘仲は良好で、バイク2人乗りでスキンシップも取っているという。
山口もえは「本当に、おっしゃる通りですよね。子育てって『頑張らないと』ってみなさん思ってる」「でも、頑張って頑張って頑張りすぎても、(家事も子育ても)ずっと続くから。どこかでギブアップして、できない自分を認めないと、どんどん辛くなっていく」と池田のスピーチに完全同意。山口はさらに「『手抜き』という言葉がよくない。『手間を抜く』って言葉に変えれば、すごく良くなるなと思う」と、「手抜き」に罪悪感を持たないよう世間に訴えていた。