お笑いコンビTKOの木本武宏が数億円規模の“投資トラブル”に関与していたことに関連し、所属事務所との契約を終了したことが報じられた。木本は芸人仲間などを誘い、FX(外国為替証拠金取引)や不動産の投資家に運用資金を預けていたとみられている。
橋下氏は「トラブルはトラブルだし、良いか悪いかと聞かれた時に良い、と言える話じゃないが、木本さんに対する被害届は出ていないんじゃないかな。やっぱり周りの芸人さんたちも“詐欺だ。騙された”というふうには言ってないと思うし、あくまでも投資に失敗した、っていうふうに思ってんじゃないのかな。
僕も何度か一緒に共演させてもらったことがあるけれど、そこまでの責任を感じなくてもね、と思う。むしろ木本さんがここまで追い込まれて、仕事を全てやめるって言うんだったら、政治家と旧統一教会の問題はどうなるのかと思う。その意味では、責任を果たそうとしている木本さんの態度、振る舞いというのは褒められる話だ。国会議員、ちょっと見てみろと。国のリーダーになる人たちは責任を取らず、誰も辞めていない。やっぱり芸能界は厳しいと思う」。
橋下氏の話を受け、今田耕司は「一般の人を巻き込んだとかじゃないし、(平成ノブシコブシの)吉村とかも、“僕が失敗しただけのことです”みたいなことを言っていた。普通やったら、“まあまあ投資やからな。ほなしょうがないなぁ”ってなると思うし、詐欺じゃないんやったら返済すると余計疑われますよって思う。ただ、後輩を巻き込んでしまったっていうところで、投資仲間とかとは違うし、“どうしても俺が返済せなあかん”と思ってるんだと思う。面倒見が良かったやつやから。事務所を辞めたのも、今まで兄貴的な感じで皆に意見もしてきたのに、こんなことになって迷惑をかけているから、自ら申し出たと聞いている」と話した。
さらに橋下氏は「やっぱり僕も含め、こういう仕事って不安定で、どうなるか分からないから。老後のことも考えないといけないし。そういうこともあって、投資の話に乗っかってしまうんじゃないですかね。そういう不安定さに浸け込むのは、やっぱり霊感商法と同じだと思う」と話していた。(ABEMA『NewsBAR橋下』より)