3日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、高度成長期前の「命がけの通勤」を観て、危険さに竹山が声を上げる一幕があった。
【動画】危険すぎる乗車映像を視聴する様子(1時間24分頃~)
この日は「昭和ってこんなにヤバかったっけSP」と題して、ゲストに明治から昭和の怪奇事件や珍事件を研究しているライターの穂積昭雪氏を招き、過去に起きたいまでは考えられないような出来事を追っていった。
番組では視聴者とともにYouTubeにアップされている昭和の衝撃映像を一緒に観ることに。著作権の都合上映像はオンエアできないため、番組が指定した「検索ワード」をYouTubeで検索し、視聴者に動画を直接観てもらうという試みで実施した。
提示したキーワードは「命がけだった 上野行724列車」。YouTubeで検索すると「命がけだった! 上野行724列車 高崎ー東京 - 1960」というタイトルの約1分20秒の動画が。そこには職場や学校を目指して電車に乗り、開いたドアから落ちそうになるなど、命がけの乗車の様子が映し出された。
スタジオで映像を観ていた竹山が思わず「わあ! 危ない」と声を上げる場面も。映像が終わると、ゲストの宍戸里帆は「日本でこんなことがあったんですね」、竹山は「昭和35年だから高度経済成長が始まるときでしょ? あと4年後に東京オリンピックだからね」と驚きつつコメントした。
穂積氏によると、映像は全国であったようなケースではなく上野駅が交通の要所でダイヤが集中していたことなどが原因にあったのではないかと推察。「混雑した電車をどうするのか」というのは鉄道関係者を悩ませてきた問題で、穂積氏は「縄を使って(人を)無理矢理くくりつけた」といった話も、昔の新聞に書かれていたことを明かした。
また、穂積氏は「それこそラッシュで潰されて亡くなっちゃう人もいたらしい」と説明。竹山が「死んだり怪我したりした人は相当いたでしょうね」と推察すると、穂積氏は「いたと思います」と答えた。
「こういった事故はあまり記録はされないんでしょうけれども」と語る穂積氏に、竹山は「いまの時代で端っこに乗って落ちて記録されないまま死んでいくというのも、ちょっと悲しいですね」とコメントした。