死体が山積みの場面も…関東大震災当時、災害の様子を伝える絵はがきが売られた理由とは?
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 3日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され「関東大震災を知らせる絵はがき」が紹介された場面があった。

【動画】昭和の怪奇な絵はがきの数々を紹介(1時間36分頃~)

 この日は「昭和ってこんなにヤバかったっけSP」と題して、ゲストに明治から昭和の怪奇事件や珍事件を研究しているライターの穂積昭雪氏を招き、過去に起きたいまでは考えられないような出来事を追っていった。

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 穂積氏は絵はがきの収集もしているそうで、戦前までに発行された明治、大正、昭和の絵はがきには、風景だけには収まらない「変なもの」や「なんでこんな絵はがきにしてしまったんだろう」という奇妙なものがあるのだという。

 最初に取り出したのは「東京(関東)大震災実況」と書かれた封筒。なかには震災の様子を知らせる2色刷りの絵はがきが複数枚入っており、裏側には「郵便はがき」という文字などが印刷もされていた。

 この絵はがきについて穂積氏は「報道目的の側面もある」と説明。当時の新聞は印刷が荒く、災害発生時の写真を載せても見づらくなってしまうため、より写真が鮮明で「少部数で発行できる」「色がつけられる」といったメリットを持つ絵はがきが使われていたそう。

 絵はがきの使用法について穂積氏はは、地方の人に「東京がいま、こんなに大変なことになっている」といったことを伝えるためだったのではないかと説明した。

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 竹山が「じゃあ、ふざけて送っているということではないんですね?」と問いかけると、穂積氏は「なかには『変なもの』もある」と、新たな絵はがきを紹介。竹山は見た瞬間に「えー!」と驚愕した。

 映し出されたのは死体が山積みにされているという悲惨な場面で、これも関東大震災の絵はがきだった。穂積氏は「悪い業者さんが記念品みたいな形で売ったり、悪趣味でこういったものを売る人もいた」と説明した。

 絵はがきのなかには火を書き足して“演出”を加えたフェイク写真もあり、穂積氏は「当時は関東大震災のものってヒットしたというか、たくさん売れたらしい」と補足した。

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