美味しそうな冷奴の絵に、驚きの表現法を用いることで完食するまでを描いていく。儚くも美しいアート作品に「時間を忘れて夢中で見た!」などとハマる人が続出している。
「絵の具の冷奴を筆で食べる」――この難解なコメントと共に投稿された動画が話題を集めている。
まず描かれていくのは竹の敷物。この時点でもリアリティのある作品になっている。中央部分を黒で大胆に塗り重ねると、器に乗った美味しそうな冷奴が現れた。これで完成かと思いきや、さらに絵の上から色を塗り重ね、冷奴を食べていく過程を表現。まさに“筆で食べる”という言葉どおりだ。残った器には、冷奴を食べた後がリアルに描かれている。
投稿したのは、写実絵師の山田めしが(@meshieshi)さん。動画で見るとあっという間だが、合計30時間かけて描いたのだとか。山田さんは「一番いい状態を残さない」という儚くも美しいアートの世界へのこだわりが強いようだ。
この動画は200万回以上再生され、「時間を忘れて夢中で何度も見ました!」「これだけ頑張って最後に残る作品が食べ終わった器って所が面白いです」といった反響が寄せられている。(ABEMA『週刊BUZZ動画』)