女優の飯豊まりえ(24)が、声優を務めたアニメ映画『夏へのトンネル、さよならの出口』の完成披露試写会に出席。自身の高校時代の思い出を明かした。
9月9日から公開中のアニメ映画『夏へのトンネル、さよならの出口』。欲しいものが手に入るという“ウラシマトンネル”に足を踏み入れた少年少女のひと夏の物語を描いた作品。
過去の事故を心の傷として抱える「塔野カオル」と、自身の持つ理想像との違いに悩む転校生の「花城あんず」。ウラシマトンネルの謎を解明し、欲しいものを手に入れるため二人は“共同戦線”を結ぶ。
ヒロインの花城あんずに声を当てたいま注目の若手女優、飯豊まりえ。今年は主演ドラマのほか、NHKの朝ドラにも出演して女優として躍進を続ける中、アニメ映画の声優を約3年半ぶりに務めた。
「この作品は実はオファーではなく、オーディションだったんです。声をスマホのボイスレコーダーで撮って送って、もう一回スタジオに行って撮りました。声を演じたたりとかそういう過程があって、決まったときは、すごく嬉しかったです」
アフレコは主人公の塔野カオルを演じた鈴鹿央士(22)とほぼ2人きりだったと話す飯豊。今作が声優初挑戦となる鈴鹿とのやり取りを明かした。
「(鈴鹿さんが)どうしようとか、不安をこぼされてたので『いや、大丈夫だよ』『できてるよ!』という言葉をずっと投げかけるみたいなことしかできなかったです。鈴鹿さんは地声で演じられてて、そのままのナチュラルな声が素晴らしかったので、私もお芝居に集中できました」
飯豊が演じた花城あんずは、クールな外見とは裏腹に情熱と憧れを宿している芯の強い性格の女の子。そんな彼女が思いをぶつけるあるシーンが印象的だったという。
「私の演じた花城あんずの自宅で『塔野君の見てる景色私に見せてよ』と、床ドンしながら話すシーンがあるんですが、思い切って告白したのに、塔野くんの返しが『味気ない世界だよ』っていう。切ない、儚い感じもそうですし、緊張感のあるシーンでも変わらないものを探し求めてる彼女にグッときました」
物語が進むにつれて、少しづつ互いの距離が縮まっていく。そういった高校生の甘酸っぱい青春も描いている今作。映画にちなみ、飯豊の高校時代についても聞いた。
「(高校生のころは)学園ドラマをやってて。その学園ドラマでも学生をやりつつ、その撮影がなかったら学校に行ってという生活でした。ただ、そのクラスメイトにもその学園ドラマに出てる人がいて、不思議な感覚でした。夏休みというか、休みの間に男女で秘密の何かを探検したりとか、やってみたかったですね」
(『ABEMAMorning』より)