福地桃子、監督との脚本作りで“新体験”「私自身の内面が主人公に反映された」
福地桃子 監督の脚本作りで“新体験”
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 9月23日から公開の映画『あの娘は知らない』。幼い頃に家族を亡くし、海辺の町でひっそりと旅館を営む奈々と、失ってしまった恋人の足跡を辿り、奈々の居る町に行き着いた青年・俊太郎。お互いに“喪失”を抱えた2人の新しい絆と希望を描く作品だ。

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 今作で主人公の奈々を演じた福地子(24)。NHK大河ドラマなどで活躍の場を増やしているいま注目の若手女優が、作品の撮影で体験した“監督との脚本作り”や自身が女優を目指したきっかけについて話してくれた。

「今回、まず脚本があったわけではなく『あの娘は知らない』の監督・井樫さんと初めてお会いして、そのときに話したことやなにげない話、自分の内側にある“普段は話さないようなこと”だったり。そういうお話を最初にさせていただいて、(私の話から)監督が受け取ったものを作品の主人公に反映させながら撮影に入っていきました」

福地桃子、監督との脚本作りで“新体験”「私自身の内面が主人公に反映された」
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 今回の撮影で「いつ涙を流すのか」など“普段人に話さないこと”や自身の体験を井樫彩監督(26)と話したという福地。井樫監督は、それを脚本に反映させていったそうだ。まさに、自分自身と向き合うことで生まれたともいえる今作。福地は、自身が女優になりたいと思ったのも「自分自身と向き合ったことがきっかけだ」と、女優を目指したきっかけを明かす。

「元々、“心に秘めた思いみたいなもの”は沢山あるのですが、それをいざ人に伝えたり言葉にするのが得意ではありませんでした。そんな中、映画でお芝居をされてる俳優さんを見たとき『お芝居だったら、誰かの言葉を借りてなら自分の思いを言葉にできるかな』と思ったのがきっかけです」

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 現在、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で坂口健太郎演じる北条泰時の妻を演じている福地。他にも小栗旬など豪華キャストが出演する中でも堂々と演技が出来ている理由について、共演者たちに言われた“ある言葉”があったからとドラマの撮影を振り返った。

「思い切りが必要なシーンで、小栗旬さんや坂口健太郎さんが『躊躇せずに思いっきりやっていいんだよ』と背中を押してくれるような言葉をかけてくれたんです」

 小栗や坂口の何気ない一言があったお陰で、大事なシーンでも緊張せずに臨めたと明かした福地。今後も大切にしたいことを語った。

「この仕事をしていると、やっぱりいろいろな方に出会えるんです。きょう、こうやって話して感想をいただいたりとか、いろんな人と関わることがすごく楽しいなと思いますし、誰かが導いてくれることも人生だと思うので、想像もしていなかったような出会いや経験をこれからも役を通して体験していきたいなと楽しみにしています」

(『ABEMA Morning』より)

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