9月24日に映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』の公開記念舞台挨拶が都内で行われ、主演の香取慎吾、岸井ゆきの、監督の市井昌秀、フクロウのマルちゃんらが出席した。
本作は結婚4年目の裕次郎（香取）＆日和（岸井）夫婦の譲れないバトルをコミカルに描いたブラックコメデディ。
今回、香取と初共演した岸井は「本当に皆さんがお思いの通りの香取慎吾さんだったと思います」とその印象について告白。これを受け香取は、「ゆきのちゃんが僕に言ってくれた言葉でとても印象的なのが“圧倒的な香取慎吾”。“圧倒的な存在感の香取慎吾”じゃないんです。“圧倒的な香取慎吾”」だったと話し、岸井は「そうなんです。普通に存在している人間と、（香取慎吾は）“香取慎吾”（という存在）」と明言。この言葉に香取が「え？」と戸惑いを見せると、「人間の中でもすごいカリスマ性を持った方とか色々いるんですけど、人間と香取慎吾と格が違うのわかります？」と熱弁。だが、当の本人は「全く分からないです」とリアクションしていた。
岸井は「香取慎吾さんの存在はずっと知っていたけど、（実物は）さらにそれを超えてきた。なんていうんだろう…もう現場に入ってきた時から香取慎吾さん」だったと回想。続けて「俳優さんって輝いている方でも車から出てきた瞬間は、分からない方もいらっしゃるんです。でも、香取さんは現場に入って来た時…というか支度する前から香取慎吾さんとして存在しているんです」と共演時に感じた香取の印象を力説。
すると香取は「あの、嬉しいんだけど、ちょっと恥ずかしいかな（笑）」と照れ笑いを浮かべた。登壇した市井監督も「超圧倒的だったと思います。オーラでもうボン！ってなりそうっていうか」と表現すると、香取は「ちなみの僕と監督は同い年です（笑）」とオチをつけていた。
文：近藤加奈子
写真：野原誠治
