9月24日に映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』の公開記念舞台挨拶が都内で行われ、主演の香取慎吾、岸井ゆきの、監督の市井昌秀、フクロウのマルちゃんらが出席した。
本作は結婚4年目の裕次郎(香取)&日和(岸井)夫婦の譲れないバトルをコミカルに描いたブラックコメデディ。市井監督は香取にずっと言いたかったこととして、「映画で慎吾さんが走るシーンがあるんです。いわゆる並走(での撮影)で車の速度に合わせて慎吾さんに走ってもらったんですけど、僕は『(速度は)15キロでお願いします』と言ったんです」と撮影時を回想。しかし、撮影していくなかで状況は変化し、「迫力的にもっと速度上がった方がいいなと思って『もっと速度上げてください』って言ったんです。そしたら結果25キロ出ていたので、映画には25キロで走っている香取慎吾さんが映っています。25キロって結構速いのでごめんなさい」とエピソードを交えながら、香取本人に謝罪。
「25キロって人の走る速度で速いんですか?」と驚いた様子を見せる香取に、市井監督は「結構速いらしいです。でも余裕でしたもんね?」と逆に質問。すると香取は「余裕じゃないです!もう走れないです!」と慌てて否定。しかし、市井監督は「その時も確か『慎吾さんごめんなさい』って言ったと思うんですけど、息切れ1つしてなかった気がする」と、撮影時の香取の驚異的な体力について明かした。
香取が「そりゃきついですよ。映画は監督に言われたことをそのままやるしかできないので。走れと言われたから走った感じです。25キロだったんだ…」と当時を振り返ると、司会から「その後、足がガクガクになったとかそういうのはないんですか?」と質問が。少し考えた後、「あんまないですね。その時は」と回答。しかし、香取は「大丈夫だけどやっぱりきつくもなりますよ。だから(自分で)気をつけないと。今までのように何も準備しないでやっていたら怪我しちゃうよ、本当」と自虐気味に本音を吐露。最後に「同じように歳を重ねている皆さん、一緒に気をつけようね」とファンに注意を促し、拍手が起こっていた。
文:近藤加奈子
写真:野原誠治
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上“西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・『今日好き』小國舞羽さんのリアルな買い物事情