
大学生でありSF小説家としても活動している人間六度さんと、"その母"こと人間六度さんの母親がオフィシャルブログ「白血病罹患、移植、大学入学、そして。」を開設。急性リンパ性白血病の闘病生活の振り返りや現在の生活をつづっている。
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■絶望にかられたドナー
8月31日更新のブログでは、ドナーについて主治医から「適合する人は見つかりませんでした」と告げられたことを振り返った。当時の母親の記録では「母方つまり私のルーツの方が日本人では珍しい型である」としてなかなか適合する人が見つからず、自身の家族でも適合しなかったことを明かしていた。人間六度さんの母は「ドナーがいない絶望にかられました」と語りながらも、主治医から「臍帯血移植は型が細かくあわなくても移植できる」と告げられたとつづっていた。

■それほどダメージはなかったドナー
その後、9月19日・23日と続けて更新したブログではドナーバンクから適合者の検査が進んでいると聞いていたものの、最終検査の結果「やはり合わなかった」と言われたことを明かした。人間六度さんは当時の心境について「希望はなるべく持たない方がいい」と考え、希望を持ちそうになると自分と向き合って自問自答していたと告白。期待をしていなかったため「ドナーがダメって話になっても、それほどダメージはなかった」と振り返った。
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