菅政権で厚生労働大臣を務めた自民党の田村憲久衆議院議員が24日のABEMA『NewsBAR橋下』に出演。マスクの着用ルールについて橋下徹氏と議論を交わした。
【映像】橋下徹×田村憲久 元厚労大臣とNOマスクルール/旧統一教会問題へのホンネ
まず田村氏は「室内、特に換気の悪いところではマスクをしてくださいと。屋外は、近いところで面と向かって長時間話すような場合はリスクが高いが、横で並んで話すような時やそもそもしゃべらない時は着用する必要はない」と説明。
橋下氏は「犬の散歩だけならマスクをしないようにしている」といい、「“マスクしなさい”というメッセージは膨大な量が出たが、これを打ち消す“マスクいらない”という発信は全然量が足りない」「日本は全数把握をしているからだと思うが、マスクをして感染者数が世界一多いのであれば、ワクチンを打って医療体制を強化すれば、もう着用する意味はないのではないか?」と疑問を呈する。
田村氏は「事実上、飲食店を見ても普通に酒を飲んでしゃべっていて、そう言われる意味もわかる。ただ、家でクラスターが起こる、病院でクラスターが起こるというのは、誰も感染していなかったら起こらないこと。誰かが外から持ち込んでうつすわけで、持ち込むリスクが高いのは不特定多数がマスクをせずに大きな声でしゃべっているところになる。まだ室内ではマスクをしたほうがいいと思う」と答えた。
すると橋下氏は「元厚労大臣がいるからここで全部ルールを決めてしまおう」と提案。「疑問なのは、飛行機と新幹線の中。ルールだから着けているけど、飛行機も新幹線も何分間かで全部換気されるし、しゃべりもしない。マスクをしながら本読もうと思って眼鏡をかけると曇るので鼻を出していると、『鼻までちゃんと上げてください』と言われてしまう」と不便さを訴える。
これに田村氏は「しゃべらなかったら基本的にはする必要がない。徐々に変わっていくんだと思う」との見方を示した。
ここまでの議論を受け、MCのサバンナ高橋が「田村さんがYouTubeやTwitterで、野外ライブで叫んでる映像とか、飛行機でマスクを外す映像とか流してくれたら」と大胆な提案をすると、橋下氏も「専門家会議の分科会のメンバーで、外でマスクを外して歩いてもらって。ちょっと鼻歌くらいはいいんでしょ? 尾身さんにやってもらったらインパクトあると思う」と進言。田村氏は「大臣やってりゃなあ。今は大臣じゃないから」と答えていた。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)