旧統一教会をめぐる政治家の騒動について、24日のABEMA『NewsBAR橋下』では、橋下徹氏とゲスト出演した元厚生労働大臣で自民党の田村憲久衆議院議員が議論を交わした。
【映像】橋下徹×田村憲久 元厚労大臣とNOマスクルール／旧統一教会問題へのホンネ
自民党は8日に所属議員と教会の関係を調査した結果を公表。しかし、その後も新たに接点が明らかになっていることから、茂木幹事長は調査結果を追加で公表する考えを明らかにしている。
こうした事態に橋下氏は「岸田さんが“防御ライン”の設定の仕方を失敗したと思う」と指摘。「不祥事案件や疑いがあった場合、防御する側は“潔白ライン”を設定するが、旧統一教会の信者かどうかをそれぞれの人に尋ねるなんてことはやってはいけないし、できない。“選挙の依頼はしない。広告塔になるような関与の仕方もしない。ただ、選挙運動員やスタッフの中に旧統一教会の信者がいても切れない”というラインを引くべきだった。『関係を断つ』と言ったために、支援者にたまたま信者の方がいたというだけでもメディアは追及してきて、泥沼状態になっている」との見方を示す。
田村氏は「まず自分のことはできる限り思い出して、極力全部言わなきゃいけない。小出しにするのが一番不信感につながってしまう」とした上で、「関係者だとわかった上で応援しますと言われた時には断る。とはいえ、誰だって政治に参加できる権利があるので、“旧統一教会の方だから自民党の誰々に入れてもらっては困る”とは言えない。そこはやはり線を引くべきだと思う」と述べた。
調査の公表後に接点が明らかになっている議員の1人が山際大志郎経済再生担当大臣だ。橋下氏は「非常に論理明快な方だが、今回の対応はお粗末。追及を受けた時の答え方がごまかしている印象だ。田村さんが言われるように、まずは真摯に答えること。メディアもバカではないので、いろいろな証拠を持ってくる。突きつけられた時には、恥ずかしいけれども変な言い訳をせずに謝らないと。それが第一だ」とした。（ABEMA／『NewsBAR橋下』より）
