島田秀平がタクシードライバーにまつわる恐ろしくも悲しい怪談を語った。
【動画】景井ひなが怪談後悲鳴を上げる瞬間(21分50秒頃~)
29日深夜、『井上咲楽と景井ひな 木曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、ゲストにオカルトに詳しい芸人の島田、パシンペロンはやぶさ、川口英之を招いてさまざまな怪談などを紹介していった。
島田は「いろいろな怪談を聞くんですけど、中でも非常に興味深いなと思った話」と、ある放送作家から聞いたという「地方のある、小さなタクシー会社」の話を披露した。
ここでは新人ドライバーが入ると、かならず先輩ドライバーから「申し送り事項」のように言い伝えている話があるという。この会社では新人が入ると一か月間の研修期間があり、通常のドライバー勤務のほかに、深夜の配車センターに泊まり込んで電話番を担当する。
業務内容について島田は「電話がかかってくると車を手配するという仕事がある」と説明。ある新人ドライバーが電話番をしていると、通常ならほとんど電話がかかってこないというが、その日は深夜に受話器が鳴り響いた。
新人ドライバーが「もしもし?」と出ると電話の向こう側の様子がおかしく、耳を澄ますと男性が低い声で「すみません、すみません」と、なにかをひたすら謝っていた。ここで新人ドライバーはピンときて「もしかしてあなた、ドライバーのタナカさんさんじゃないですか?」と問いかけた。
すると相手は「タナカです、すみません!」と応答。何があったのかと尋ねると、タナカさんは「僕いま、事故を起こしちゃいました。もうぐちゃぐちゃで、どうしましょう」と混乱した様子。
「僕もう絶対、これクビですよね。僕クビになれないんですよ。俺、実は1年前に結婚したばかりで、この前ガキも生まれて。俺クビになれないんですよ! どうしましょう」と語るタナカさんに、新人ドライバーは「タナカさん落ち着いて! 大丈夫だから。奥さんもお子さんも元気に暮らしてますから」と説明。
そして「だから安心して、成仏してください」と語り掛けると、電話は突如切れたそう。
島田によると、タナカさんは以前このタクシー会社で働いていたが、仕事中に事故で亡くなってしまい、いまだに残した家族を心配して電話をかけてくることがあるのだとか。そのため「そのときはこうやって、優しく対応するんだよ」という申し送り事項がそのタクシー会社では長年語り継がれているという。
話を聞いた井上と景井が絶句していると、島田はおもむろに机を「ドン」と叩き、景井はビックリして「信じられない」と抗議。その後も恐怖のあまりせき込んで「ヤバい、怖すぎる……」と漏らしていた。