ウイグル“強制収容所”での画像や衝撃的な文面も…流出した内部資料「新疆公安ファイル」の内容とは
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 1日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、中国の公安当局から流出した内部資料「新疆公安ファイル」の内容を紹介した。

【動画】流出した収容所での数々の画像(1時間20分頃~)

 この日は中国によるウイグル弾圧の現状に関して特集。世界ウイグル会議総裁などをゲストに招き、話を聞いた。

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 「新疆公安ファイル」は公安当局のコンピューターを第三者がハッキングして世に出たもので、アメリカに住むウイグル問題研究者のエイドリアン・ゼンツ博士が検証して公開に至ったものだ。

 ゲストの日本ウイグル協会副会長のレテプ・アフメットさんはこの資料について、ウイグル人たちの証言を裏付けるもので、世間に実情を伝えるための貴重なものだと説明した。

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 資料では、中国共産党幹部の過激な演説内容も流出。そこには「拘束した人間が数歩でも逃げれば射殺せよ。逃げる者を射殺するのに何の問題があるのか。とっくに許可している」という文言が。

 そして「警察の対応能力を引き上げることが重要だ」と、遅くとも40秒以内に現場に到着するシステムを構築すべきという提言とともに「テロ分子は全員殺害し、警察や軍警、人民の死傷者をなくすのだ」といった発言も綴られていた。

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 また、流出したファイルのなかには収容所内のものとされる画像も大量に含まれていた。そこには背後で武装した警察に見張られるなか、注射をされている人の写真。レテプさんは「定期的に警察が立ち会うなかで正体不明の薬の注射を打たれた」という、ウイグル人の証言を立証するものだと説明した。

 収容所については、中国当局が「職業訓練所」と説明していたが、ほかの写真では鉄柵の扉やそこで見張りをする武装した警察官が写っていた。竹山は「職業訓練所だったらこんなのいらないですよね。棒を持った人も鉄格子の柵もいらない」もコメントした。

 さらに、レテプさんが「よく見ていただきたい」と語ったのは、ウイグル人と見られる人物が移動を強いられている様子で、手足には手錠がつき、頭には黒い布が被せられていた。

 レテプさんは収容所に収監された人々がみな、収容されたときや施設内の移動の際に場所がわからなくなるよう、必ず「頭に黒い袋を被せていた」「手足が常に鎖で繋がった生活を強いられている」と証言していたことを示すものだと説明。

 「どこからどう見ても、中国が言っているような、人の役に立つことを教える教育施設には思えない」と、強い言葉で糾弾した。

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