1日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、中国人によるウイグル人への数々の暴力行為が動画で明かされた。
この日は中国によるウイグル弾圧の現状に関して特集。世界ウイグル会議総裁などをゲストに招き、話を聞いた。
番組ではウイグル人が中国人によって日常的に暴力にさらされていることをVTRで紹介することに。竹山は「非常に暴力的な動画が流れます。私たちはスタッフと話し、映像をありのままみなさんに観ていただきます。それが今おこなわれている真実だからです」と、過激な映像をあえて放送することについて理解を求めた。
映像では「武装警察による無差別逮捕」という説明とともに、武装警察に衣服で目隠しをされた状態で拘束される人物の姿が。拘束された人は1人、2人ではなく、路上に大量の人が転がる様子が映し出された。
中国警察による過度な暴力、中国人教師が繰り返し生徒に平手打ちをする様子、さらに中国人男性が女の子を何度も叩き、女の子が泣き叫ぶショッキングな映像もあり、視聴者からは「やめてくれ」といったメッセージも寄せられた。
映像が終わると、竹山は「言葉もないVTRなんですけど……」と絶句。夫や親族を残してオランダに亡命した、ウイグル人ゲストのケルビヌル・シディクさんはこらえきれずに涙をぬぐっていた。
ケルビヌルさんは実態について問われると「警察の暴力的扱いは、収容所のなかも外も変わらない」と証言。1年ほど中国語教師として勤務していた収容所では、教室の地下に尋問室があり、そこから悲鳴が聞こえてくるということが頻繁にあったことを明かした。