2.5次元界のスターを発掘するオーディションの一環として、アクション審査が行われ、殺陣経験者でありながら、トップ5入りを逃した候補生が、泣きじゃくる場面があった。
サバイバルオーディション番組『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』#3が、10月13日（木）夜11時から放送された。
『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』とは
『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』は、2.5次元界のスターとなる新たなエンタメ舞台の主役5人を選ぶ、サバイバルオーディション番組。オーディションは、2.5次元ミュージカルを数多く手掛けるネルケプランニングを中心に、講談社、キングレコード、ABEMAの4社によって開催され、演出家の植木豪が総合プロデューサーを務める。
オーディションを勝ち抜いた5人の若手俳優は、新たな2.5次元俳優ユニットとして活動。選ばれた5人をオリジナルキャラクターとする、舞台、コミックス、音楽、映像など、メディアミックス作品として世に送り出される。審査の種目はダンス、ラップ、アクロバット、歌唱、芝居など多岐にわたり、各種目の特別講師が課題を与えて審査を行い、毎回トップ5を発表。種目別審査の結果が加味され、最終審査に合格した5人が主役の座を手にする。
本番組のオーディションに参加するのは、赤羽流河、今井俊斗、打越漣、小椋涼介、小黒直樹、熊谷晟那、弦間哲心、佐藤たかみち、高橋聖那、千葉彗太、中原弘貴、秦 健豪、古田伊吹、Lil Noah、Rayshyの15人。スタジオでは、シーズン1に引き続き、歌舞伎俳優・尾上松也がMCを担当するほか、2.5次元舞台等で活躍中の俳優・荒牧慶彦がゲスト出演する。
「負けるつもりは毛頭ない」自信満々で挑んだはずが…
今回行われたアクション審査に、並々ならぬ想いで臨んだ候補生がいた。佐藤たかみち、24歳。東京ワンピースタワー ONE PIECE LIVE ATTRACTION『MARIONETTE』や、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」など、2.5次元舞台への出演経験も持つ、芸歴6年目の若手俳優だ。アクション未経験の候補生が大半を占める中、佐藤は殺陣経験者。アクション審査の本番前、佐藤は「刀は今年入ってからやったことがあって。その時めちゃめちゃ練習していて、その後も時間がある時は夜の公園で素振りしていたので。（自信が）あるってわけじゃない。でも負けるつもりは毛頭ない」と、自信をにじませていた。
アクション審査は2人1組で行われ、序盤は刀を使った立ち回り。中盤で刀を捨て、素手のアクションを行う。佐藤とペアを組んだのは、同じくアクション舞台への出演経験がある、熊谷晟那。経験を活かし、細部にまでこだわった殺陣で、挑んだはずだった。
審査がスタートすると、スタジオの荒牧と尾上は、少年漫画を思わせる、佐藤の仕草に注目。佐藤が相手を挑発するような手の動きをすると、荒牧から「少年ジャンプ見てるな（笑）」と指摘が。さらに、佐藤は中盤でも、手の動きで気合を入れる様子を表現し、尾上は「また出た」「この手、ちょっとクセだね」とコメントした。
少年漫画風のポーズが、審査結果に影響したのかどうかはわからないが、トップ5に佐藤の名前はなかった。結果発表後のインタビューで、佐藤はたまらず涙。しゃくり上げ、声を震わせながら「悔しいですね」と心境を明かし、続けて「それが結果だと受け止めて、もう次に…」と語り、必死に前を向こうとしていた。
次回はラップ審査で15人の候補生たちが真剣勝負！ラッパーとしても活躍するLil Noahに期待が高まるが、次回予告には「まずいですね、このままだと」と危機感を示す彼の姿が…。いったい何があったのか？『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』#4は、10月20日（木）夜11時から放送される。
