薬物取材がきっかけで中毒者に「本を書くための体験だった」ジャーナリストが明かした幻覚・幻聴の恐ろしさ
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 元ジャーナリストの男性が取材中に興味本位で薬物に手を出した結果、人生が崩壊したと語った。

【映像】元薬物中毒者らが明かす人生が崩壊した瞬間

 10月17日(月)、ABEMAにて人気お笑いコンビ・かまいたち山内健司濱家隆一がMCを務める冠番組「ぜにいたち」#46が放送。元薬物中毒者3名が薬物にまつわるアングラ座談会に参加した。

 参加者の一人が、現在はライター、作家として活動する石丸元章さん。濱家が「幻覚・幻聴への怖さとかあるじゃないですか」と質問すると、石丸さんは「怖いのが最高だった」「怖い~襲われる~狙われる~ってのに興奮していた」と不思議な心境を明かした。

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 山内は「たまにスベりすぎたら楽しなる時あるけど」と自分の立場に置き換えて想像。金ちゃんは「“スベリーズハイ”ありますよね(笑)」と同調し、坂井は「狩野英孝さんとかパンサー尾形さんとか、最初からスベリに行こうとしてる時ありますよね」と芸人ならではの感覚を明かした。

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 石丸さんは20代の頃にライターとして薬物中毒を取材し、本を出版して自分を売り出そう…という野心があったそう。「取材を始めるといろいろ情報が入って来る」「自分がやるつもりで取材に入っていました、最初から」と、本を書くために自ら薬物を体験するつもりだったという。薬物をやると自分にどんな風景が見えるのか、幻覚は何が見えるのか、バッドトリップとは?「それを全部味わってみたくて」と、完全に興味本位だったそう。

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 石丸さんは「自分は(薬物を)止められると思っていた」「若いってダメだよね、怖さがわかってない」と後悔を明かした。

 石丸さんはその後、薬物中毒の幻覚・幻聴の中で書き綴った手記「SPEEDスピード」を出版。本の中では逮捕されたくだりも明かしているという。

 薬物中毒が重くなると、どんどん強い刺激を求めるように。石丸さんは当時、大久保の街で電信柱から電信柱へ全裸でコソコソ移動したことも。「見られちゃう」という刺激を求めて奇行に発展したと語り、濱家は「絶対に手を出したらダメなものですね」と薬物の怖さを痛感していた。

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