GENARATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディーが熱血教師と覆面レスラーを演じる、ABEMAオリジナルの連続ドラマ『覆面D』（土曜午後10:00）。第1話では主人公・大地大輔（関口）の壮絶な過去が明らかになった。
現代の高校生たちが直面している社会問題と、それに向き合い続ける教師を描く、鈴木おさむによる完全オリジナルストーリー。高校教師の大地大輔（関口）は、人生に早くも絶望するワケアリ生徒たちのために、正体を隠しながら覆面レスラーの覆面Dとしてリングに立つ。
ワケアリ生徒を有する道山高校に転任してきた大輔は、校長の馬場（高橋克典）から「君の目、燃えてないね。今日からこの学校で生徒たちと一緒にやるぞ！という目をしていない」と指摘されるほど、死んだ魚のように憔悴した目をしている。実は大輔にはあまりにも悲惨な過去があった。かつて勤めていた学校で、教え子を目の前で亡くしていたのだ。
本来の大輔は、ドラマ『ROOKIES』に憧れて教師になった熱血型人間。黒板には大きな字を書いて「夢にときめけ！明日にきらめけ！」がモットーで、生徒との距離感も近い教師だった。
そんな大輔は、教え子の橋本（河津明日香）が柔道部のエース・佐山（武知海青）に片想いをしていることを知る。恋の病にモジモジする橋本に、大輔は「道を切り開くのは自信と勇気」「自分が止まったままだと景色は何も変わらない」とエール。その言葉に背中を押された橋本は、思い切って佐山（武知海青）に告白する。
だが佐山には恋人がおり、橋本は断られてしまう。しかし橋本は「無茶苦茶悔しいけど、気持ちいい！」と吹っ切れた表情で大輔に語り掛け、大輔も「今日という日は絶対に明日へつながる」とポジティブメッセージを送る。
ところが事態は一転する。告白の事実を知った佐山の恋人・小川（松村キサラ）が、橋本を「泥棒」呼ばわりして執拗ないじめを開始。それをかばい、大輔にいじめの事実を告げた橋本の親友・山田（鶴嶋乃愛）もターゲットになる。いじめは熾烈を極め、山田のスカートの中を盗撮した小川はそれをネタに山田を脅迫し、橋本いじめに加担させる。
小川たちに囲まれた橋本はバケツの水を頭から浴びせかけられ、罪悪感に震える山田から「人間卒業証明書」なるものを読み上げられて絶望。異変を察知した大輔が屋上に向かうと、橋本は「先生はずっとそのままでいいんだからね…」と言い残し、大輔の目の前で屋上から転落していく。
山田は口裏を合わせるように、大輔が橋本のプライベートに介入しすぎたことが死の原因だと言い張り、大輔を退職に追い込む。さらに大輔は橋本の葬式で土下座をするも、両親から「二度と来るな！娘はお前が殺したんだよ！」と罵られてしまう。
そんな経緯から、死んだ目をしていた大輔。しかし転任先の道山高校で受け持ったクラスの生徒・武藤（水沢林太郎）がヤングケアラーとしてあがいていることを知り、再び心に火がともる。チャレンジによって人生が激変することを教えるべく、「超巨漢レスラーぶん投げたら1000万円」企画に挑戦する。
「みっともないから諦めろ」「もう無理だ」と言う武藤の言葉を無視するように、超巨漢レスラーをぶん投げようと食らい付く大輔。脳裏には寸でのところで掴めなかった橋本の姿が思い浮かぶ。全身全霊の力を込めてレスラーの両足を宙に浮かせた次の瞬間、トップレスラー・ハオウ（武知海青）の邪魔によりチャレンジ失敗。
しかしその才能を見込まれた大輔はプロレスラーとしてスカウトされる。果たして大輔はそのオファーを受けるのか？また、ハオウとして大輔の前に立ちはだかる佐山は物語にどのように関わっていくのか？
