自作のラップ審査で候補者が驚きのラップを披露…講師・KEN THE 390の反応は『オレイス2』#4
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 2.5次元界のスターを発掘するオーディションの一環として、ラップ審査が行われ、作曲家・アーティストとしても活動する候補生・Rayshyが、他とは全く異なるアプローチで勝負に出た。

【映像】審査員が思わず身を乗り出した自作ラップ

 サバイバルオーディション番組『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』#4が、10月20日(木)夜11時から放送された。

『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』とは

 『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』は、2.5次元界のスターとなる新たなエンタメ舞台の主役5人を選ぶ、サバイバルオーディション番組。オーディションは、2.5次元ミュージカルを数多く手掛けるネルケプランニングを中心に、講談社、キングレコード、ABEMAの4社によって開催され、演出家の植木豪が総合プロデューサーを務める。

 オーディションを勝ち抜いた5人の若手俳優は、新たな2.5次元俳優ユニットとして活動。選ばれた5人をオリジナルキャラクターとする、舞台、コミックス、音楽、映像など、メディアミックス作品として世に送り出される。審査の種目はダンス、ラップ、アクロバット、歌唱、芝居など多岐にわたり、各種目の特別講師が課題を与えて審査を行い、毎回トップ5を発表。種目別審査の結果が加味され、最終審査に合格した5人が主役の座を手にする。

 本番組のオーディションに参加するのは、赤羽流河、今井俊斗、打越漣、小椋涼介、小黒直樹、熊谷晟那、弦間哲心、佐藤たかみち、高橋聖那、千葉彗太、中原弘貴、秦 健豪、古田伊吹、Lil Noah、Rayshyの15人。スタジオでは、シーズン1に引き続き、歌舞伎俳優・尾上松也がMCを担当し、第4話は俳優の和田雅成をゲストに迎えた。

「有難い課題」ラップの作詞経験もあるRayshy、果たして評価は?

 今回は、日本を代表するラッパー・KEN THE 390を講師に迎え、自作の歌詞でのラップ審査が行われた。1番の歌詞に盛り込む内容は、自己紹介や、現状の自分、過去の挫折など。2番では、課題や挫折をどう乗り越えていくのかといった解決方法や、この先掴み取りたいものを表現する。審査の説明が終わると、候補生たちは、すぐさま歌詞作りを開始。音を聴きながら、今の自分と向き合い、ノートにペンを走らせる候補生たち。未経験者も多く、悩み顔を浮かべる者も多数見受けられた。

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 そんななか1人だけ、ラップとは思えないメロディーラインを口ずさむ候補生がいた。作曲家・アーティストとしても活動するRayshyだ。インタビューでは「ラップの歌詞を作ったことはあります。歌ってもらう時に自分が仮歌としてレコーディングしたこともあります。いつもは提供して、その人が歌ったらどうかっこよくなるかを優先するんですけど、今回は自分主体で、思いの丈をぶちまけていいっていう、有難い課題でもあるので」と語り、その口ぶりには自信も感じられた。

 ダンス審査において高い評価を獲得し、上位グループをひた走る、Rayshy。アーティストとして本領発揮なるか、期待が高まるなか、迎えた審査本番。Rayshyが歌い出すと、審査員席にいた植木が、思わず身を乗り出した。Rayshyが披露したラップは、1番の出だしからメロディがあり、他の候補生とは全く異なるアプローチだったのだ。メロディを意識したようなラップにスタジオメンバーも、これがどう評価されるのか予想がつかないようで、「どっちに転ぶか…」と尾上。さらに「ラップで表現をしてくれって中で、もしかしたら評価が逆の方向に行く可能性もある」と、評価が下がる可能性もあると指摘。和田からも「あれはちょっと1人異質すぎて…」と声が上がった。

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 その後、トップ5の発表が行われたが、そのなかにRayshyの名前はなかった。解散後、審査員を務めた植木がRayshyの元へ歩み寄り、「オシャレすぎ(笑)。もうちょい言葉届きたかった」「ここは楽曲としての完成度じゃないからね」、KEN THE 390も「2番のラップの感じを1番にもはめられたらまた違ったかも。あれが個性なのかもしれないけど」とそれぞれアドバイスを送った。植木の言葉にもあったように、今回の審査のポイントは、楽曲の完成度ではなく、いかに自分を表現するかということ。完成度にこだわるあまり、自己表現という最も重要な部分が、抜け落ちてしまっていたのだ。ランク圏外という今回の結果を受け、Rayshyは「かなりショックです。3位ぐらいの(発表の)時から『俺、違うことやってたかな』と思って。自分にも腹立ってます」と、悔しさをあらわにしていた。

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 次回はアクロバット審査。候補生の中で唯一、体操経験のある古田伊吹に、未経験者たちが挑む展開となる。一方、予告映像には「芸能を辞めようと思っていて」という、中原弘貴の衝撃発言も…。『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』#5は、10月27日(木)夜11時から放送される。
 

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ラップ審査「主役の座 座るのはオレだ!」
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主役の椅子はオレの椅子 シーズン2
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