母親のためにお金を稼ぎたい。貧困JKのピュアな気持ちが悪に染まる。GENARATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディーが熱血教師と覆面レスラーを演じるABEMAオリジナルの連続ドラマ『覆面D』(土曜午後10時〜)。第3話では未成年キャバクラと受け子の反社地獄が待ち受ける。
【映像】未成年OK 違法キャバクラでバイトする女子高生を襲う絶望の展開
現代の高校生たちが直面している社会問題と、それに向き合い続ける教師を描く、鈴木おさむによる完全オリジナルストーリー。高校教師の大地大輔(関口)は、人生に早くも絶望するワケアリ生徒たちのために、正体を隠しながら覆面レスラーの覆面Dとしてリングに立つ。
不登校の生徒・小橋アキラ(紺野彩夏)の母親のスナックを訪問した大輔は、小橋が複数のアルバイトをかけ持って家計を助けていることを知る。母の恵子(野波麻帆)は娘の不登校を心配しながらも、小橋のバイト代に頼っているところもあった。
お金を稼ぎたい一心の小橋は、周囲には内緒で違法であることは知りながらも、キャバクラでアルバイトをしていた。しかし客から「未成年がバレたら逮捕」などと言われ、不安を募らせる。ヤングケアラーの武藤(水沢林太郎)からの忠告もあって反社のリーダー・マサ(桜田通)にキャバクラを辞めたいと告げ、その返事を待つことなくその場を去っていく。
するとマサは「お前が何をして稼いでいるのかお母さんに言ってやろうか!?」と恫喝。弱みを握られた小橋はキャバクラを辞めることができず、しぶしぶ続けることにする。
一方、覆面Dとしてのプロデビューが決まった大輔は、ヤングケアラーの武藤をデビュー戦に誘う。すると武藤は「心配していることがある」と小橋が未成年にも関わらずキャバクラでバイトしている事実を打ち明け、「あのままじゃ捕まる」と小橋の身を心配する。ショックを受けた大輔は、さっそく小橋のいるキャバクラへ。店を辞めさせようする大輔と小橋が店の外で口論をしているそのとき、店内に警察突入。キャバクラの関係者は一斉検挙されるが、二人は店外にいたために難を逃れた。
母を助けたい一心で悪に染まってしまった小橋に、大輔は「これは神様がくれたチャンス。これからは一人で考えず、一緒に考えよう。いい選択肢は自分一人じゃわからなかったりするから」と持ち前のポジティブマインドで手を差し伸べる。
大輔がキャバクラの件を学校にも警察にも言わなかったことから、小橋はその熱いハートに触れたような気がした。しかしマサの魔の手によって小橋は再び窮地に陥る。マサから1時間5万円のアルバイトを紹介された小橋だったが、それはなんとオレオレ詐欺の受け子だった。しかもクラスメイトの鶴田(曽田陵介)もそのバイトに手を染めており、最悪なことに自分のしていることがオレオレ詐欺の受け子だとは気付いていない。
約束通りマサは2人に5万円を払う。しかし危険を感じた小橋は「これってオレオレ詐欺じゃないんですか?」とマサに尋ねると、マサは二人を威嚇するように立ち上がり「そうだよ、君たちも犯罪者。もうやめられないよ!」と恐怖宣告。絶句する小橋と鶴田は、この悪の地獄から抜け出すことができるのか?第4話では、愛すべき生徒たちの窮地を救うために大輔がマサと直接対決をするのだが…。