連日のように湧いて生まれる、“バズりツイート”。中でも話題に上がりやすいのが、自分に起きた不幸な体験の発信だ。
「他人の不幸は蜜の味」とはよく言ったものだが、一方で不思議なのは発信する側の気持ち。思い出すのも辛いはずの不幸体験をなぜ、何のために発信するのか。
「どうも、多十才無です。今日は借金の総額を公開していこうと思います! 総合計が、3774万円」
自身の借金をYouTubeで公開するのは、多十才無さん(33)。建築業界で働き、24歳で独立。大学時代から付き合っていた女性と結婚し、幸せな生活を夢見てバリバリ働くはずだった。
「結婚を機に家を買おうということで。(住宅ローン)初期で組んだのが3200万円で、4カ月ほどで離婚した。その頃、仕事がちょっと調子悪くなってきて、仮想通貨に手を出して少しずつ損失を出しつつ、FXに手を出してしまい。(借入金は)住宅ローン2800万円、地銀ローン290万円、三井住友190万円、キャッシング22万円、楽天ローン150万円、クレジット80万円、地銀特約ローン48万円ぐらいだ」
しめて残りの返済額3600万円。一部は自業自得かもしれないが、マンションを売ってもローンは残り、そもそも引っ越す資金がない……と身動きが取れない状態なのだという。
そんな中、なぜ自身の不幸体験をYouTubeで発信するのか。多十才無さんは「僕のことを見て元気を出してもらえれば一番いいかなと思う。『自分も借金をしているが、額が桁違いに違う人が前向きにやっているのを見て励みになった』というのが一番多い。下には下がいるのを見て、泥水すすってるヤツを見て、まだご飯食べていられるから大丈夫だと思ってもらえれば」と語った。(『ABEMA Prime』より)
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