元俳優の高橋祐也容疑者が東京・港区の自宅で覚醒剤を所持した疑いで、先月逮捕されていたことが分かった。覚醒剤をめぐる逮捕は5回目となる。
【映像】今回で5度目 高橋祐也容疑者 過去の逮捕歴(画像あり)
「ABEMA Prime」でもこのニュースを紹介。有名女優の次男が逮捕された事実に、多くのメディアでは母親の名前を枕詞にして報道しているが、容疑者も40代であり、Twitterでは「本当に母親の名前とあわせた報道が必要なのか?」という声が上がっている。
ネット掲示板『2ちゃんねる』創設者のひろゆき氏は「結局エンターテイメントとしては、お母さんの名前を出さないと『この人、誰?』となってしまう。出したがる人の気持ちは分かる」とコメント。
一方で、脳科学者の茂木健一郎氏は「報道のやり方は日々変わっていく。逆になぜ5回も逮捕されることになったのか。薬物依存の怖さにフォーカスした方がいい」と考えを示す。
専門家によると、覚醒剤をめぐる逮捕で5回は珍しくないという。薬物報道ガイドライン制定に寄与し、薬物依存症の家族支援を行う田中紀子氏は「刑罰強化ではなく、高橋容疑者には薬物依存の治療を優先してほしい」とコメントを寄せた。
リディラバ代表の安部敏樹氏は「依存症の話をニュースに出すかどうかは、賛否それぞれある。ニュースをトリガーに再発する可能性がある」と話す。その上で「逮捕後の治療プログラムは刑務所ごとにかなりばらつきがある。治療プログラムが十分ではないと、何度逮捕しても結局意味がない。薬物のバイヤーは、金があって、周りに言えないような人を狙っていく。今回、高橋容疑者は5回目だが、直近は2018年にやっている。まだ4年しか経ってないと、非常に厳しさを感じる」と述べた。(「ABEMA Prime」より)
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