2.5次元界のスターを発掘するオーディションに参加中の候補生が、アクロバット審査に2時間以上遅刻、会場は気まずい空気に包まれ、審査員たちは厳しい目を向けた。
サバイバルオーディション番組『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』#5が、10月27日（木）夜11時から放送された。
『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』とは
『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』は、2.5次元界のスターとなる新たなエンタメ舞台の主役5人を選ぶ、サバイバルオーディション番組。オーディションは、2.5次元ミュージカルを数多く手掛けるネルケプランニングを中心に、講談社、キングレコード、ABEMAの4社によって開催され、演出家の植木豪が総合プロデューサーを務める。
オーディションを勝ち抜いた5人の若手俳優は、新たな2.5次元俳優ユニットとして活動。選ばれた5人をオリジナルキャラクターとする、舞台、コミックス、音楽、映像など、メディアミックス作品として世に送り出される。審査の種目はダンス、ラップ、アクロバット、歌唱、芝居など多岐にわたり、各種目の特別講師が課題を与えて審査を行い、毎回トップ5を発表。種目別審査の結果が加味され、最終審査に合格した5人が主役の座を手にする。
本番組のオーディションに参加するのは、赤羽流河、今井俊斗、打越漣、小椋涼介、小黒直樹、熊谷晟那、弦間哲心、佐藤たかみち、高橋聖那、千葉彗太、中原弘貴、秦 健豪、古田伊吹、Lil Noah、Rayshyの15人。スタジオでは、シーズン1に引き、歌舞伎俳優・尾上松也がMCを担当し、第5話は俳優の和田雅成をゲストに迎えた。
練習時間は半分以下に…大遅刻の熊谷に尾上松也「これやったな～」
前回のラップ審査で初のベスト5入りを果たし、さらなる飛躍に期待が高まる矢先の出来事だった。他の候補生たちがアクロバットの基礎練習に励む中、熊谷晟那は、1人だけ遅れて会場に姿を現し「すみませんでした」と頭を下げた。熊谷が遅刻してきたと知ると、スタジオの尾上松也から「これやったな～」と声が。特別審査員として招かれた小山圭太も、苦い表情を浮かべた。
総合プロデューサーを務める植木豪は、険しい視線を熊谷に送り、彼のもとへ歩み寄ると「熊谷くん、どうしたんですか。ダメですよ」とピシャリ。理由を問うと、熊谷は「寝坊してしまいました」と正直に打ち明けた。熊谷が遅れた時間は、なんと2時間以上。植木は「気をつけてね。これだけでもずいぶん進んでいるし。現場に遅れるというのは一番ダメなことです。以後気をつけてください」と注意し、特別に途中参加を認めた。寝坊による遅刻について、植木は「一番簡単にやっちゃう一番いけないことだと思う」と叱責。一方で「ここから取り戻せと言ったので、彼がここからどう頑張るか、見てみようと思います」と語り、チャンスを与えた。
遅刻という大失態を何とか挽回したい熊谷だったが、アクロバットは未経験。その上、本来1時間あったバク転の練習時間は、半分以下に減ってしまっていた。遅れを取り戻すべく、必死に練習に取り組む熊谷。しかし、その短時間でバク転を習得することは難しく、審査本番も納得のいくパフォーマンスとはならなかった。演技終了後、熊谷は「最初からずっとやってしまったなという。寝坊から始まり、すべてに…」と後悔をにじませていた。
次回は、俳優・アーティストの藤田玲を特別講師に招き、歌唱審査が行われる。総合ランキング3位、アーティスト活動もするRayshyにとって、絶対に負けられない戦いとなるが、予告映像には「レッスンに通っている」「自信がある」などと、闘志を燃やす候補生たちの姿が。熾烈な一位争いを制するのはいったい誰なのか？『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』#6は、11月3日（木）夜11時から放送される。
