受け子バイトに手を染めたのは、欲しいスニーカーがあったから。GENARATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディーが主演する、ABEMAオリジナルの連続ドラマ『覆面D』(土曜午後10時〜)。第4話では、高額報酬に目がくらみ、受け子バイトの闇に飲み込まれるリアルとその代償が描かれる。
【動画】半グレに目をつけられた貧困男子高生、特殊詐欺をやめようとするも弱みを握られ…
現代の高校生たちが直面している社会問題と、それに向き合い続ける教師を描く、鈴木おさむによる完全オリジナルストーリー。高校教師の大地大輔(関口)は、人生に早くも絶望するワケアリ生徒たちのために、正体を隠しながら覆面レスラーの覆面Dとしてリングに立つ。
半グレのマサ(桜田通)から紹介された高額アルバイトの真相は、なんと受け子詐欺。ともにその罠にはめられた小橋(紺野彩夏)から「手を引くべきだ」と警鐘を鳴らされた鶴田(曽田陵介)は、マサからの仕事を引き受けた理由を明かす。スニーカーを買う金が欲しかったのだ。
実家の工場の経営が傾き、両親は生活費について言い争いをしている。家庭の経済状況にうんざりしている鶴田に、いとこが「超簡単なバイト」としてマサを紹介する。マサから「金を返さないひどい奴から金を受け取ってくる仕事だ」との説明を受けた鶴田は怪しいと思いつつも、老人から金を受け取るだけという楽な業務内容とありえない高額報酬にハマっていく。
鶴田はしっかりとマサに確認していた。「本当に借金の取り立てなんですよね?」と。マサからは「そうだよ!困っているのはこっちなんだよ!大丈夫だって」と言われた。それがまさかオレオレの詐欺の受け子だったとは…。衝撃の事実にショックを受ける鶴田だが、極悪半グレ・マサの怖さも知っていることから「俺らのことを逃すはずがない…」と恐怖に震えるしかなかった。
ときを同じくして鶴田がオレオレ詐欺に関与しているという噂をキャッチした大輔は、さっそく本人を直撃。鶴田の高そうなスニーカーコレクションを見て「変なバイトとかしていないよね?」と探りを入れるも、鶴田は「やるわけねえだろ!」と強く否定。大輔は「だよね。関わったら逮捕されちゃうし」と安心するようにつぶやくが、鶴田は人知れずドキッとしていた。
なんとかマサと距離を置きたい鶴田は、勇気を振り絞ってマサからの仕事を断る。だが詐欺仲間からスニーカーをエサに呼び出された鶴田は、そこに現れたマサにつかまり、小橋も召喚させられる。マサは薄暗い半グレ事務所で鶴田と小橋を「俺の約束破ったらどうなるか教えてやるよ!」「君たちも共犯者、犯罪者なんだよ!」「俺たちが捕まったら、君たちも逮捕だ」「もう戻れねえんだよ。だからやるしかねえんだよ!」などと脅し、小橋の目の前で鶴田を暴行。そして「でもいいじゃん、儲かるんだから!」と日曜日のオレオレ詐欺に加担するように強要する。
追い詰められた鶴田と小橋は、ついにオレオレ詐欺に加担していたことを大輔にカミングアウトし、助けを求める。それは覆面Dにとって大きな試合が目前に控えた時間。だが大輔は会場を抜け出し、教え子を救うためにマサと対峙。「犯罪はダメです!彼らを連れて帰ります!」と宣言する。しかし極悪半グレのマサは「うちの商品に手をつけるな」とあざ笑い、拳で勝負をつけようと持ちかける。
マサが提案する試合のルールは3分1R。大輔が最後まで立っていられたら2人を解放するというもの。しかし大輔は覆面Dというプロレスラー。プロのレスラーはどんなことがあっても素人に手を上げてはいけないルールがある。マサの猛攻に、大輔は反撃をすることなくただただ耐えるのみ。ボコボコにされながらも大輔は「鶴田くんと小橋さんを自由にするんだ!」と叫び続け、体にヘビーなダメージを受けながらも地獄の試合を耐え抜いた。
大輔は「これでもう2人には関わらないでください!」とマサに言い放ち、一件落着かと思いきや、マサは「今日は2人を自由にするための試合だ」と不穏なことを言いだす。そしてヤングケアラー・武藤(水沢林太郎)に関わる衝撃の事実を大輔に告げるのだった。マサが口にした驚愕の言葉とは?そして満身創痍の大輔は大切な試合に出場することができるのか?