「叩かれてえのかぁ〜」と犯人役を演じる警察官。不審者に関するJRと合同の訓練動画がネット上で反響を呼び、「不審者リアルすぎ」「謎の感情移入をしてしまった」などの声が上がっている。
茨城県警が投稿した、犯行の抑止効果や訓練を通じての市民への安心感を生み出すために作られた動画。
犯人役の迫真の演技に、投稿された動画は330万回以上再生される反響ぶり。視聴者からは「不審者リアルすぎw」「『おまえら来てくれたのかぁ…』から漂う哀愁」「『この犯行に至るまで一体どんな辛い人生を…』などと謎の感情移入をしてしまった」といった反響が多数寄せられた。
茨城県警の担当者に聞いたところ、犯人役は県警の地域課職員。シナリオは別の県警地域課職員が担当したという。犯人役の人物像については「コロナ禍でお店が倒産して自暴自棄になった人をイメージ」しつつ、犯人が置かれている現実が受け入れられない状況から、あのような悲哀に満ちたセリフが生まれたそう。
この反響ぶりに県警本部の担当者は、「ここまで大きな反響にビックリしている」としつつも、「犯人の演技だけでなく訓練全体を見てほしい」と本音を漏らしている。(ABEMA『週刊BUZZ動画』)