最後まで謎に包まれていた、りおの「月LINE」の相手は、共に“オオカミ”を務め上げた、ももはだったことが明らかに。りおは「頑張ったね」「一番つらい仕事を、ももはに背負わせてしまった」と、ねぎらいの言葉をかけ、あるプレゼントを贈った。
ABEMAオリジナルシリーズ恋愛番組『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』の最終回となる第12話が、10月30日（日）よる10時から放送された。
りおがももはに伝えたかったこと「ありがとうとごめんね」
男女両方に“オオカミ”が潜んでいた今シーズン。ABEMAビデオで配信中の最終回には、リアルタイム放送にはなかったスペシャルエピローグが収められており、スタジオMCから「シリーズ史上最も優しいオオカミ」と評されたりおの温かい人柄と、初恋を“オオカミちゃん”に捧げたももはの苦悩が、ありありと伝わる内容となっている。
「ももは、最終告白後に伝えたいことがあります」。残っていた「月LINE」をももはに使い、そうメッセージを送った、りお。彼女の正体が“オオカミちゃん”だと、りおは気づいていたのだ。“オオカミ”としての役目を終えた、最終告白後。りおは、テントの中で待つももはに「お疲れ様です」と明るく声をかけた。“オオカミちゃん”でありながら、るいを本気で好きになり、最後に自分の正体を明かすという、つらい役回りを務めた、ももは。りおが「俺は騙すっていうところでいうと、仕事ができなかったわけよ。最後、一番つらい仕事を、ももはに背負わせてしまって。本当に本当にごめんねっていう。ありがとう」と語りかけると、ももはの目から涙があふれ出した。
さらに、りおが「ありがとうとごめんねを、終わってすぐ伝えたいなと思って。頑張ったね」と優しく微笑みかけると、ももはは声を上げ、ますます号泣。そしてももはは「りお、本当につらかったと思って」と切り出し、他のメンバーの恋愛を邪魔しないよう、行動していたりおの気苦労をねぎらい、「みんなりおのこと大好きだし」と、いかにりおがメンバーたちから愛されていたかを語った。その言葉を聞くと、りおの顔に穏やかな笑みが。「そう言ってもらえるだけで、救われる気がしていて。何のためにいるんだろうとか思ったけど、そういう風に最後言ってもらえて、みんなにもそう思ってもらえて、本当出会えて良かったし、みんなできるだけハッピーエンドで終わってほしいなって思っていたから」。“オオカミくん”という役目を与えられた者として、時に葛藤を抱えながらも、すべてを終えた今、りおに後悔はないようだ。
号泣するももはの頭をポンポン「頑張ったね」
しかし一方、ももはは「風船放して、ただ逃げてきちゃったのさ。るいをここまで騙して、ずっと好き好きって言っていて、最後本当に自分勝手なことしたなって」と、罪悪感を吐露。その上で「もし、ももはがりおに行っていて、このまま最終回迎えていたらさ、それが一番平和だったのかな？」と、“オオカミ”同士で騙し合うストーリーに、想いを巡らせた。すると、りおは「でもるいは幸せだったと思うよ。ももはじゃなかったら、あんな楽しい思い出も、試合も頑張れなかったと思うし。どういう結果であれ、後悔はないって言ってたから。これで良かったんだと思うよ」と、るいの想いを代弁。以前りおは、ももはが“オオカミちゃん”だったらどうするのかと、るいに尋ねたことがあり、その時るいは「『もしかして』があっても、悔いはもうない。正直」と断言していたのだった。なお、るいの試合を観戦した際、試合後にももはは、るいと2人で会っていたが、そうするよう後押ししたのは、りおだったことが、今回のスペシャルエピローグで明らかになった。“オオカミちゃん”だったももはの恋に少しでも後悔が残らないよう、りおは気を配っていたのだろう。
ももはは、りおと会話を交わす中で、楽しかった思い出が、次々に蘇ってきたようだ。ももはの目からは、とめどなく涙があふれ続け、「もう無理だ」「みんなに会えないのが本当に…つらい」と苦しい胸中を吐露。そんなももはに、りおは「何かできることないかなと思って」と切り出し、用意していたプレゼントを手渡した。ももはは、りおの優しさが心に染みたようで、涙腺崩壊。泣きじゃくるももはに、りおは「ありがとね」「頑張ったね」と言葉をかけ、頭をポンポンと撫でると、「またね」と言って去っていった。
プレゼントは思い出の写真「思い出までが嘘になってしまうことはない」
その後、ももはは嗚咽を漏らしながら、りおからもらったプレゼントを開封。紙袋の中身は、みんなで過ごした思い出の写真が収められた、アルバムだった。番組のルールにより、“オオカミ”だった者は、最終告白後に他のメンバーと会うことができない。そこでりおは、自前のカメラを使い、日々、写真を撮りためていたのだ。その中には、楽しそうな笑顔を浮かべる、るいとももはの2ショット写真も。さらにアルバムには「オオカミちゃんへ。ずっと撮りためていた写真を贈ります。俺たちは嘘ついていたけど、思い出までが嘘になってしまうことはないから。本当にお疲れ様でした。オオカミくんより」というメッセージも添えられていた。最後まで写真を見終えると、ももはは大切そうに、アルバムをギュッと胸に抱きしめた。そして「人生で一番、最高の夏だったなって思います」と、本番組で過ごした時間を振り返り、「会える日が来たら、こんな幸せなことはないなって思っています」と、涙ながらに切なる願いを語ったのだった。
スペシャルエピローグのVTRを観たスタジオのMC陣は、3人そろって涙を浮かべ、横澤は深いため息と共に「やだホント、りおってやつは…」としみじみ。滝沢、飯豊からも「優しすぎる」「2人ともいい人だね」といった声が、次々と上がった。さらに横澤は「ももはちゃんが切ない気持ちになってる時に、りおがいてくれてホント救われたと思う」と涙声でコメント。飯豊も「今まで1人で抱えていて孤独だったからね」と同調していた。
『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』とは
本番組は、ABEMAオリジナル恋愛番組『オオカミ』シリーズの最新作。恋をしようとしない「“嘘つき”オオカミちゃん」が女性側に1人以上、「“嘘つき”オオカミくん」が男性側に1人以上潜んでいるというルールのもと、10人の男女がデートや共同作業を通して、 “最高の恋”を叶えようと奮闘する姿を追いかけていく。なお、男女どちらにも“オオカミ”がいるシーズンは『オオカミ』シリーズ放送開始以来、史上初となる。最終回のスタジオMCは、横澤夏子、飯豊まりえ、滝沢カレンが務め、恋の行方を見守った。
女性メンバーは、加藤栞（しおり／17歳／モデル）、新野尾七奈（なな／20歳／モデル）、高鶴桃羽（ももは／19歳／バレリーナ）、新音（にのん／17歳／女優・モデル）、三原羽衣（うい／20歳／女優・インフルエンサー）。男性メンバーは、大久保琉唯（るい／18歳／K-1ファイター）、鈴々木響（ひびき／19歳／モデル・DJ）、高橋璃央（りお／22歳／モデル・俳優）、中村榛（はる／18歳／モデル）、能勢倫（のせりん／19歳／モデル）。
ABEMAプレミアムではオオカミだった2人の苦悩や葛藤に迫った映像を配信中。
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