「とても良いミュージカル俳優になる」歌唱オーディションで審査員が満場一致の評価『オレイス2』#6
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 2.5次元界のスターを発掘するオーディションの一環として、歌唱審査が行われ、15人の候補生たちがハイレベルな戦いを展開。前回のアクロバット審査に続き、古田伊吹が熱戦を制し、連続で首位を獲得した。

【映像】1位を獲得した歌声

 サバイバルオーディション番組『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』#6が、11月3日(木)夜11時から放送された。

『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』とは

 『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』は、2.5次元界のスターとなる新たなエンタメ舞台の主役5人を選ぶ、サバイバルオーディション番組。オーディションは、2.5次元ミュージカルを数多く手掛けるネルケプランニングを中心に、講談社、キングレコード、ABEMAの4社によって開催され、演出家の植木豪が総合プロデューサーを務める。

 オーディションを勝ち抜いた5人の若手俳優は、新たな2.5次元俳優ユニットとして活動。選ばれた5人をオリジナルキャラクターとする、舞台、コミックス、音楽、映像など、メディアミックス作品として世に送り出される。審査の種目はダンス、ラップ、アクロバット、歌唱、芝居など多岐にわたり、各種目の特別講師が課題を与えて審査を行い、毎回トップ5を発表。種目別審査の結果が加味され、最終審査に合格した5人が主役の座を手にする。

 本番組のオーディションに参加するのは、赤羽流河、今井俊斗、打越漣、小椋涼介、小黒直樹、熊谷晟那、弦間哲心、佐藤たかみち、高橋聖那、千葉彗太、中原弘貴、秦 健豪、古田伊吹、Lil Noah、Rayshyの15人。スタジオでは、シーズン1に引き、歌舞伎俳優・尾上松也がMCを担当し、第6話は俳優の和田雅成をゲストに迎えた。

打越漣が悲願の初ランクイン!歌唱審査TOP5が発表

 歌唱審査で候補生たちが歌うことになったのは、ポップスとミュージカルの2曲。ポップスは、菅田将暉の「さよならエレジー」、ミュージカルはMANKAI STAGE『A3!』より「素直な気持ち」が、それぞれ課題曲として与えられた。審査員および講師は、劇団四季出身で、現在も女優として活動を続けながら、さまざまな舞台の歌唱指導を行う、今泉りえが担当。また、俳優屈指の歌唱力を持ち、ミュージカルや舞台、ドラマ、映画などで幅広く活躍する藤田玲も、候補生たちの熱き戦いを見守った。

 歌は今や俳優にとって、避けては通れない重要な要素の1つ。参加する候補生の中には、歌を本格的に学んでいる者も多く、歌唱審査のVTRを観たスタジオの尾上が「全員合格にしたい」と話すほど、甲乙つけがたい戦いが繰り広げられた。

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 第5位から行われた結果発表で、初めに名前が挙がったのは、小黒直樹。審査員を務めた今泉は「想いを大事にしていてとっても素敵だった」と表現力を評価しつつ、「歌のアクション、手振りがすごく多くて、最終的に出したいものが散っている感じがあったので、プランニングするんじゃなくて、想いに嘘がないところで、シンプルにパフォーマンスできたらもっといいなと思いました」とアドバイスを送った。

 小黒はこれまでに4度、トップ5入りを果たし、総合ランキングでは2位と、上位を走り続けてきた。しかし、1位の座を手にしたことは1度もなく、歌には自信があっただけに、悔しさを隠しきれない様子。「詰めが甘いのかわからないですけど、一位になれない悔しさがあります」と残念そうに語っていた。

 そして、通常であればこの後、第4位が発表されるところだが、今泉は「私たちの中で意見が割れて、同率3位とさせていただきます。3位が2名、いらっしゃいます」と説明し、初めに秦健豪の名前を呼んだ。秦はボーカルレッスンに8年通っており、今泉は「声量がとにかくすごい。それはすごい魅力であなたの武器だなと思いました」と、声量を高く評価。しかし、続けて「声量や歌唱力に自負があるのか、そっちに寄りすぎていて、本来、言葉として出していいところも全部歌い上げたり、きれいにまとめたりしていた」と指摘し、さまざまなアプローチを検討するよう、助言した。

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 もう1人の3位には、打越漣が選ばれ、初のトップ5入りを果たした。打越は、候補生15人を選抜した一次オーディションの歌唱審査で、歌詞を忘れるというハプニングを経験。さらに、グループダンス審査でもステップを間違えてしまい、悔しい想いをしてきたが、ようやく実力を出し切ることができたようだ。今泉は「私はすごくあなたに引き寄せられ、すごい魅力を持っていらっしゃると思いました」と、打越が持つ歌の魅力を絶賛。その上で、歌い癖の強さを指摘し、ミュージカル曲ではもっとシンプルに歌うべきだと指導した。

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 改善点は残されているものの、悲嘆のランクインを達成し、打越は「初めて順位に入れたので嬉しかった」と喜びもひとしおの様子。「歌は自分のひとつの武器になるのかなと、すごく自信になりました」と、生き生きとした表情を見せていた。

大本命のアーティストRayshyは2位に!1位に輝いたのは…?

 第2位には、大本命と見られていた、作曲家・アーティストとしても活動するRayshyがランクイン。今泉は「あなたにしかない声の色を持っている」と歌声に太鼓判を押す一方、「ポップスの歌い癖がそのまま全部に通用するかと言ったら、そうではない。今はお芝居ではなくてパフォーマンスになってしまっている」と、ミュージカル曲の歌唱には課題があると指摘。藤田も、ポップスに関しては「フェイクの入れ方とか、R&B歌手みたい。かっけーなと思って。個性もすごいありますし、本当に上手だったなと思います」と高く評価しつつ、ミュージカル曲の審査では、ポップスと違う歌い方をして欲しかったと、残念がった。

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 惜しくも1位を逃す結果となり、Rayshyは「心の底から言うと、本当に悔しい」と心境を吐露。しかし、ポップスでのフェイクの入れ方を褒められたことについて「常日頃から、評価されたい部分はそこなので」と語り、素直に喜んでいた。

 そして、混戦模様となった歌唱審査を制したのは、前回のアクロバット審査でも1位に輝いた、古田伊吹だった。審査前のインタビューで古田は「レッスンに通ってはいるんですけど、今は勉強中」と控えめに話しており、自信満々で臨んだわけではなかった様子。そのためか、1位で名前を呼ばれると、彼の顔に驚きの表情が浮かんだ。

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 なかでも古田は、ミュージカル曲の歌唱が高評価を集め、今泉は「あなたの描いてる絵が私にも見えた。それくらい良い集中力で、それをちゃんと歌唱として表現していた。とても良いミュージカル俳優になるんじゃないかなって思いました」と大絶賛。藤田も「すごく安心して観ていられましたし、表現も上手でしたし、表情もすごく良かったです」と褒めちぎった。

 結果発表後、古田は「びっくりしました。すっごいびっくりしました」と興奮冷めやらぬ様子でコメント。「表現している世界が見えたって言われたのがものすごく嬉しくて。今日の歌の審査で自信がものすごくつきました。残りの審査も主役を目指して頑張っていきたいと思います」と、喜びと共に意気込みを語り、満面の笑みを見せていた。

 次回は芝居審査に、大女優・戸田恵子が緊急参戦!『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』#7は、11月10日(木)夜11時から放送される。
 

#6:歌唱審査 「自信と誇りをかけた1位争奪戦」
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