たった一人の家族である母親とも離れ、孤独に生きてきた高校生が、転校先で出会った友人や教師との交流の中で少しずつ心を開いていく姿を見守る学園ドラマ『十八の瞬間』。ABEMAで配信中のこのドラマでは、厳しい受験戦争に翻弄されながらも懸命に生きるキャラクターたちに扮した若手俳優たちの瑞々しい演技が見る者の心を揺さぶる。
校内暴力の加害者と誤解され、強制的に転校させられた高校2年生のジュヌ(オン・ソンウ)。新たに通うことになった学校のクラスはフィヨン(シン・スンホ)という学生が圧倒的なリーダーシップで支配しており、副担任のハンギョル(カン・ギヨン)までもが、彼の顔色をうかがっていた。そんな中で、塾講師の時計が紛失するという事件が起き、ジュヌが濡れ衣を着せされてしまう。同じクラスのスビン(キム・ヒャンギ)は彼のことを心配していたが…。
現代の高校生とそこにやってきた教育実習生の高校時代が交差する『青春ブロッサム』、アイドル候補生たちが集まる芸術高校が舞台の『MIMICS』、漫画の中の高校で物語が展開する『偶然見つけたハル』など、高校生たちが主人公の青春ドラマが数多く作られてきた韓国。
『十八の瞬間』もそんなドラマのうちの1本で、リアリティのある設定の中、若者たちの成長が描かれていく。なお、韓国では、年齢を“数え”で表すことが多いので高校2年生たちは「18歳」だが、“満”でいえば、17歳となる。
主人公のジュヌを演じているのは、オーディション番組『プロデュース101』に出演後、ボーイズグループWanna Oneのメンバーとしても活躍したオン・ソンウ。アーティストとしての活動と並行して、ドラマ『コーヒーを飲みましょうか?』やユ・アイン主演の映画『ソウル・バイブス』などにも出演し、俳優としての評価も上昇中だ。
ジュヌと出会い、彼に惹かれていく優等生スビン役は、子役時代から抜群の演技力で知られ、錚々たる先輩俳優たちと共演した映画『神と共に』シリーズで、青龍映画賞の助演女優賞にも選ばれたキム・ヒャンギ。完璧さを求める母親との間に葛藤を抱える姿と、ジュヌとの甘酸っぱい恋を自然な演技で見せている。そのほか、クラスの権力者であるフィヨンを『A-TEEN』のシン・スンホ、ジュヌと親しくなっていくオジェをボーイズグループASTROのムンビン、フィヨンのライバル、サンフンを『スタートアップ: 夢の扉』のキム・ドワンと、フレッシュなキャストが集結。ジュヌをとりまく人間関係にも注目してほしい。
さらに、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で、主人公の上司を温かく演じたカン・ギヨンが、クラスの副担任ハンギョル役で登場。最初は頼りなかった彼の変化も見どころとなっている。また、『愛の不時着』のキム・ソニョン、『社内お見合い』のチョン・ヨンジュなど、母親役のベテランたちの演技も見どころだ。
『十八の瞬間』はABEMAにて全話配信中。なお第1話~4話までは無料配信中。
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