貧困のために特殊詐欺の受け子に…犠牲となった子どもたちが逮捕直前に語った家族への思い『覆面D』
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 いまだかつてなく涙腺を刺激するエピソードだ。GENARATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディーが熱血教師と覆面レスラーを演じるABEMAオリジナルの連続ドラマ『覆面D』(土曜午後10時〜)。第6話では、貧困男子高生と貧困JKが犯した罪をついに家族に告白する。

【映像】違法キャバクラ勤務、特殊詐欺の受け子…罪を告白した娘に泣き崩れる母

 現代の高校生たちが直面している社会問題と、それに向き合い続ける教師を描く、鈴木おさむによる完全オリジナルストーリー。高校教師の大地大輔(関口)は、人生に早くも絶望するワケアリ生徒たちのために、正体を隠しながら覆面レスラーの覆面Dとしてリングに立つ。

 半グレのマサ(桜田通)に騙される形で、はからずもオレオレ詐欺の受け子をしてしまった小橋(紺野彩夏)と鶴田(曽田陵介)。命がけで戦い、救ってくれた大輔の姿を見た2人は自分自身も決着をつけることを決める。それは両親に自分が犯した罪を告白し、警察に自首することだった。

貧困のために特殊詐欺の受け子に…犠牲となった子どもたちが逮捕直前に語った家族への思い『覆面D』
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 まずは小橋。ヤングケアラー・武藤から事情を聞いた大輔の同席のもと、シングルマザーでスナックを経営する母・恵子に真実を洗いざらい明かす。アルバイトが違法キャバクラだったこと、そして受け子詐欺にも加担せざるを得なくなってしまったことを。

 恵子は愛娘からのショッキングな告白に取り乱すも、すべては女手一つの家計を助けようとして始めたことだったと理解し、大号泣。小橋も、お金を稼いで恵子が経営するスナックを守りたかったこと、自首する決意でいることを涙ながらに語る。そして「逮捕されたら仕事が見つからないかもしれない。そうしたらお母さんにお金が渡せなくなる」と最後まで母親思いの言葉を述べると、恵子も「母さんのために生きさせてしまってゴメンね。普通の子みたいに学校行かせてあげればよかったね」と娘を思いやるのだった。

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 次は鶴田。家族にはすべてを打ち明けて警察に自首する日の朝のこと。久々の家族水入らずの朝食をとりながら、経営が傾いた工場のやりくりで言い争いばかりする両親に向かって「一個だけ約束!俺が戻るまで…二人で喧嘩しない!」と伝える。その言葉に母は「わかったよ」、父は「この家、絶対に守るから」と気持ちを入れ替えたように答えていた。家族を思いやる二人の姿はあまりにも切なすぎる。警察に自首した小橋と鶴田の行方は果たしてどうなっていくのだろうか。

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覆面D - 本編 (ドラマ)
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覆面D - 本編 - 6話
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