笑顔が絶えない家庭が良いな――。ABEMAのオリジナル恋愛番組『私たち結婚しました 4』で期間限定の夫婦生活を送る俳優の瀬戸利樹(せと としき、27歳)とモデルで俳優の紺野彩夏(こんの あやか、23歳)は新婚生活の目標について聞くと、こう答えた。
【映像】瀬戸利樹&紺野彩夏、夫婦になって初めての夜、小さなベッドで見つめ合う様子
この番組は、指輪交換や本格的な結婚式に加え、新居での生活や共同作業など実際の新婚生活さながらの夫婦生活を期間限定で過ごしていく結婚モキュメンタリー番組。ABEMA TIMESでは絶賛“新婚生活中”の2人を直撃し、始まったばかりの夫婦生活への感触などについて語ってもらった。
結婚願望がなかった瀬戸「35歳を超えてくらいかなと思っていた」番組がきかっけで意識
――まず番組に出演することになり、どんな心境だったか教えてもらえますか。それこそ普段のお仕事とは異なる内容だと思います。
瀬戸: これまで生きてきた中で“絶対に結婚したい”という願望を抱いたことがなかったので、正直ピンとこなかった部分もありました。でもこうして機会をいただいて、夫婦として結婚生活を営む中で、もしかしたら“結婚したい”と思える日が来るかもしれないなって。考え方が変わるきっかけになるかもとは感じています。まずは楽しく2人で、結婚生活が送れたら良いなと思っています。
――ではある意味番組に出演することで、初めて結婚を意識した?
瀬戸: そうですね。自分自身、結婚するとしたら35歳を超えてくらいかなと思っていたので。でもきっとあっという間ですよね。これをきっかけに、考えていかないと(笑)。
――紺野さんはいかがでしょう。
紺野: もともと、私はこの番組が大好きだったんです。ABEMAの放送を全部観ていたので、率直に“うれしい”という気持ちでした。でも私自身も結婚を意識したことがないし、どこか実感が湧かなくて。まだまだ未知の世界ですけど、手探りながら理想的な夫婦像を2人で探しています。それが今は楽しいなって思います。
――「ABEMAの放送を全部観ていた」とのことですが、どういったところに魅力を感じたのでしょうか。
紺野: 夫婦ごとに距離の詰め方がそれぞれ違って、観ていてたくさんの発見があるんです。急に仲良くなる瞬間が映像として残っているのがすごく面白くて。友達も結構、観ていますし、感想を送り合ったりしながら楽しんでいました。
紺野、4歳年上の瀬戸に「天然なかわいらしさを感じました」
――お互いに最初に抱いた印象と、徐々にそれが変化してきた部分はありますか?
紺野: 元々1度、役者のお仕事でお会いしたことはあったんですけど、その時は本当に挨拶した程度でした。役のせいもあってか、クールな印象でしたね。でもしっかり喋ってみると、親父ギャグを言ってたりするんです。
瀬戸: あははっ(笑)。
紺野: 「今、親父ギャグ言ったよね?」と指摘するんですけど、本人はそれに気づいてないっぽくて。“天然な魅力があるな〜”と、良い意味でギャップを感じました(笑)。
――天然なかわいらしさを感じました。
瀬戸: そうでしたか(笑)。でも自分ではそんなこと言ってるつもりないんですけどね。おかしいな…。
紺野: おかしい(笑)。
――瀬戸さんはいかがですか。紺野さんに対する印象が変化したことは?
瀬戸: 同じく最初はクールな印象だったんですけど、お話ししていく中で、よく笑う方なんだなと感じました。僕自身、笑顔を絶やさない方が好きなので、素敵だと思います。
――#1では雑貨屋でのデートで距離が縮まった印象でしたが、何かきっかけはあったのでしょうか?
瀬戸: まず僕は人見知りなので、最初のプロポーズの瞬間はめっちゃくちゃ緊張していたんですよ。この仕事を始めて、1、2番くらい緊張して…。
――そうなんですね。
瀬戸: 期間限定とは言えど、人生の大きなハイライトになるプロポーズをこれからするんだと思ったら、緊張しますよ(笑)。ドラマの現場とはまた違う感覚に襲われていました。なので、雑貨屋を訪れたときは時間が経って、シンプルに緊張感が解れたんだと思います。
紺野: 最初は私にも、緊張感が伝わってきました。その後、一緒にご飯を食べるシーンもあったんですけど、元々、私自身は相手を良く見てから距離をどう縮めるか考えるタイプで。緊張されているから、私も敬語を使っていたんですけど、敬語を使わない方が、距離が縮まるかなと思って、雑貨屋ではフランクに接してみました。もしかしたらその雰囲気が伝わったのかな?
瀬戸「ご飯を食べてくれる人がいるってめっちゃ幸せ」紺野「“笑顔が絶えない家庭は良いな”って思いました」
――夫婦としてのフィーリングはいかがでしょう?
紺野: 共通の趣味のカメラもあるし、良い感じ?
瀬戸: お互いの好きなものを新居に持ち込んだんですけど、すごく共通した部分があって。そこは親近感を抱きましたね。
――夫婦として生活を営むからには良いことばかりではないのも現実で。まだ夫婦生活も始まったばかりですが、お互いに改善してほしいところがあれば教えてください。
瀬戸: ないですね。笑顔を絶やさなければ幸せなので、言うことはないです。
紺野: (考えを巡らす表情をしながら)私は特に……。
瀬戸: あったら言ってくれ(笑)!
紺野: (笑)。でも本当にないです。趣味が似ているし、私自身が衝突を好まないので、これからもそこを上手く回避できたら良いなって思います。
瀬戸: 一緒です!
――2人で過ごした中で幸せを感じた瞬間は?
瀬戸: 僕は結構自炊をするんですけど、食べてくれる人がいるってめっちゃ幸せですね。作る量がもしかしたら多かったかもしれないけど、それも食べてくれたので、うれしかったです。
紺野: 私は家に帰った時、人がいる状況が久しぶりで。それこそ一人暮らしを始めて以降はないので、帰ると人がいる安心感がありました。これはこれで良いなぁと思いました。
――では最後に2人の理想の夫婦像を教えてください。
紺野: これまで結婚願望を抱いたことがなかったので、“こうなりたい”という具体的なものもなかったんですけど、やっぱり期間限定でも結婚生活を体験してみて、“笑顔が絶えない家庭が良いな”って思いました。小さな目標かもしれないけれど、それが理想の夫婦像です。
瀬戸: 僕は普段インドアな暮らしを送っているので、たまの外出では興味のある楽しいことを共有できる関係が理想だと思います。一緒に外出する楽しさを分かち合いたいです。もちろん、僕も相手の趣味を楽しみたいと思うし、少なくとも最初の一歩を一緒に踏み出してくれる相手でいてくれたら嬉しいなって。
――わかりました。まだ新婚生活が始まったばかりですが、これからのお2人の距離の縮め方も楽しみにしています。
紺野: そうか。今回は私が距離の縮め方を見せる側なんだね(笑)。
瀬戸: そうだね(笑)。ぜひ、楽しみにしていてください!
『私たち結婚しました 4』はABEMAにて毎週金曜よる23時より放送。
テキスト・インタビュー:中山洋平
撮影:藤木裕之