かつて、総額500万円をホストにつぎ込んだという“ホス狂ママ”。そんな姿を見て育った1人の息子は、子ども心に何を感じていたのか。
【映像】“ママの夜遊び”はダメ? 両親の休息どう考える “ホス狂ママ”の注意点は
現在32歳になったという息子に会いに行ってみると、「いらっしゃいませー!」「僕がそうです。クラブ『Chloe』代表の星咲五奏です」。なんと、ホス狂ママの息子はホストになっていた。
「怖かったし、寂しかった、子どもの頃は。夜は、1人でやることもないし、誰もいないし、悲しい記憶としては残っている」
寂しさを味わったはずが、結果、自身も夜の世界へ。ママの夜遊びは子どもに影響を与えるのか。17日の『ABEMA Prime』は本人に話を聞いた。
小学生の頃に離婚し、スナックのママをしながら時にホスト通いをしていたという星咲さんの母親。星咲さんは「中学生の頃は週に3回ぐらい。金土日とおばあちゃんの家で過ごして、平日になると自分の家に戻る生活をしていた」という。
母親のホスト通いは、自身が18歳でホストになった後に知った。「僕が地元でホストをやっている時に、当時流行っていたホストクラブに遊びに行った。その時に、お店のオーナーみたいな人が挨拶に来て、『いつもお世話になってます』みたいな(笑)」。
星咲さんが「ホストになる」と決意したのは中学生の時。母の行き先は知らないながらも、夜の仕事をしていたことに影響を受けた。「わからない世界だし、きらびやかだから興味を持った。母は最初『お前じゃ無理だ』と反対していて、『何でなんだろう?』って気持ちでやっていたら、“こんな苦しさがあったんだ”“こんな寂しさがあったんだ”っていうのは勉強になった」。
では、逆に“夜遊びママ”が店に来た時にはどう対応するのか。「そこは(普段と)変わらず。来てくれた限りは、やっぱり全力で楽しませるという気持ちでしかない」と回答。また、自分が結婚して子どもが生まれた後、妻に「ホストクラブに遊びに行きたい」と言われた時の対応を聞くと、「ありなんじゃないか。やっぱり息抜きは必要だと思うし、それを埋められるものがホストだったというだけ。貯金が尽きるまで遊ぶとかしなければ娯楽の範囲で、趣味とかと同じ感覚だと思う」と語った。
星咲さんの話を受け、EXITの兼近大樹は「子どもの時はたぶん『寂しい』っていう感情にすら気づけない。大人になるに連れて、『あの時寂しかったんだ』に直結すると思う。親が家にいないっていう状況が当たり前で、そうじゃない人との感情のつけ方が違うなっていうのは、僕も年取ってから気づいた。それを今、折り合いつけてやってるんだと思う。“普通”を後から知るっていう、そこの気持ちはすごくわかる。学ぶことも多くないので、身近な人とか自分が仕入れた知識の中で、その職に就くっていう流れもめちゃくちゃわかる。ちなみに、僕は非行に走った。みんなが見てくれるから、より目立つ髪型に、より目立つ行動を。特殊能力もないし、賢くもないし、運動能力も高くない。じゃあ“みんなができない、より激しいことってなんだろう?”って、それで見てもらえるための動きをした」と自身の経験を明かした。(『ABEMAPrime』より)
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