自分の命を差し出して正義を貫いた武藤(水沢林太郎)が無事生還!視聴者からは「武藤くん良かった」「武藤くんおかえり」「ハッピーエンド最高」と感動の嵐だ。GENARATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディーが熱血教師と覆面レスラーを演じるABEMAオリジナルの連続ドラマ『覆面D』(土曜午後10時〜)。最終回となる第8話では、ヤングケアラー弟の水沢と半グレ・桜田通がついに対決する。
現代の高校生たちが直面している社会問題と、それに向き合い続ける教師を描く、鈴木おさむによる完全オリジナルストーリー。高校教師の大地大輔(関口)は、人生に早くも絶望するワケアリ生徒たちのために、正体を隠しながら覆面レスラー・覆面Dとしてリングに立つ。
大輔の教え子・小橋(紺野彩夏)らをオレオレ詐欺地獄に陥れた極悪半グレのマサ(桜田)。警察に追われたマサは、弟でヤングケアラーの武藤(水沢)たちが住む実家に転がり込んで身を隠していた。
軟禁状態となり自由を奪われた武藤だったが、マサが高飛びを計画して警察の手から逃れようとする身勝手さについに反撃に出る。「せいぜい小さく生きろ」などと捨てセリフを吐いて実家から飛び出そうとするマサの腕を掴んで手錠で拘束し、片方の手錠を自分の腕にガチャリとはめる。
まさかの事態に驚くマサに武藤は「逃がさない!警察に行って罪を償え!」と言い放ち、弟の誠に「交番に行って警察を呼んできて!」と指示を出す。マサは「鍵を出せ!殺すぞ!」と烈火のごとく怒り、武藤を徹底的に暴行。それでも抵抗をやめない武藤の体にナイフを突き立てる。
刺された武藤は痛みに顔をゆがめながらも「俺はあんたを逃がさない!」とマサに迫って、マサを抱きしめる形で倒れ込む。その勢いで深々と武藤の体に突き刺さるマサのナイフ。「何をしてんだ…」と衝撃を受けるマサに武藤は「腐っても兄貴だからさ、天国行く前に抱きしめたいっしょ」と自分の命をかけた兄弟愛を見せつける。
武藤が病院に緊急搬送されたことを知らされた大輔は動揺するが、誠からの「先生、試合に勝って。先生はみんなの希望だから。お兄ちゃんのために試合に勝ってください!」という言伝に背中を押されて宿命のライバル・ハオウ(武知海青)との試合に挑む。覆面Dはハオウとの試合で勝利をおさめ、武藤も奇跡的に一命をとりとめた。
そして武藤は大輔の待つ学校に元気に登校。そんな武藤を迎え入れる大輔の「おかえり」というシンプルかつ感動的な言葉が泣ける。胸を熱くする最終回のクライマックスを目に焼き付けてほしい。