佐久間宣行がテレビ東京を退職した理由の一つに「下からの突き上げ」があったと告白。『ゴッドタン』の映画制作をノーギャラで引き受けたことが後輩たちの動揺を誘ったと明かした。
11月23日(水)、ABEMAにて坂上忍がMCを務める番組『デマ投稿を許さない』が放送。同番組は坂上がSNSのタブーに斬り込み、議論の嵐を呼ぶ禁断のトークバラエティ。ネット上で本当か嘘かわからない噂を広められたゲストを招き真相を直撃、坂上がデマ投稿にNOを突きつける。企画・構成は鈴木おさむ氏。
今回のゲストは、元テレビ東京の名物プロデューサー・佐久間宣行。ネット上には「佐久間Pが独立!実はテレビ東京をクビになっただけだった」という噂が。
佐久間は喧嘩別れの噂を完全否定。「おかげさまで今でも社長、会長とお会いするくらい、円満です」と和やかムードをほのめかした。
実は佐久間がテレ東に在職していた時から、フリーのディレクターが受けるような大型オファーが佐久間宛に来ていたそう。佐久間は「テレビ東京は悩んだかもしれない」「テレビ東京としてはもしかしたら儲かるけど、局員がやっちゃダメだな、みたいな」と、局員がやるレベルを超えていた案件を振り返った。
佐久間は「最終的にテレビ東京が、僕が辞める半年前に(判断を)『任せるわ』ってなっていたので、半年くらい悩んだけど『辞めます』と」と退職を決心。自分が去るにあたり番組を引き継ごうとしたが、テレ東からは「続けていいよ」と提案されたという。「その代わり年間契約です」「フリーのディレクターのギャランティーとしてはめちゃくちゃ安いんですけど」と、古巣のよしみで一般的には安いとされるギャラでも快く受け入れたという。
「社員からの嫉妬はあったか」という質問に、佐久間は「30代の頃にはあったと思います」とコメント。しかし、「その代わり、偉くなる道をやめたので。地位よりやりがいを取った」と説明。本来ならチーフプロデューサーになるべき年齢でもディレクターにとどまり続けたという。
佐久間がテレ東を辞めた理由のもう一つが、下からの突き上げだったそう。
30代の頃、『ゴッドタン』の映画を撮影したが、社員ということでギャラはゼロ。佐久間は「映画撮らせてもらえてラッキー」という感覚だったが、後輩たちの間でこれが問題になっていた。
後輩たちは「そんなことを一番エースのディレクターがやったら、俺たちもノーギャラになる。戦ってくださいよ」と動揺していたという。思いがけない影響を指摘され、佐久間は「これが一番ショックだったかも」と振り返っていた。