
元ボディビルチャンピオンのBIGTOEさんが10月19日にオフィシャルブログ「筋トレが救った癌との命がけの戦い」を開設。2017年に分泌腺から発生する希少癌の一種である腺様嚢胞癌(せんようのうほうがん)のステージ4と診断されてからの闘病生活や現在の日常についてつづっている。
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■手術で声を失ったことの辛さ
1日に更新したブログでは、2017年6月末にステージ4の気管腫瘍が発覚。声帯、甲状腺を含む喉頭部を全摘出するという手術を受け、声を失ったばかりのことを回想。手術前は能天気に「喋れなくても余計なこと言わなくていいやん」「電話?ライン、メールがあるやん」と考えていたというが「実際に声を失ってみると、なんと不便なことか!!」とコメント。
首から左右上下に切開したため、術後は体が思うように動かないことでジェスチャーができず、仰向けに寝た状態で首も痛くて起こせないことや「ここが痛い」と伝えたくても伝わらないなど、声を失って辛かったことを挙げた。

■家族にも言いたいことが伝わらず
同ブログでは続けて「いくら家族でも私の口の動きを見てもなかなかわからない。何度繰返してもわからない」ことがもどかしく「なんでわからないんや」と思う自分と、一生懸命理解しようとしても「言いたいことがわからない」と途方に暮れる家族の様子をつづった。
コミュニケーションは、主に人工電気喉頭と筆談であったというが、時間がかかることや「面倒くさくなって伝えるのをやめてしまうこともあります」と振り返った。
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