大阪府知事と大阪市長を入れ替わりで経験した松井一郎氏(現・大阪市長)と橋下徹氏が、3日のABEMA『NewsBAR橋下』で政治家のあり方について議論を交わした。
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2023年春の任期満了に伴い政界からの引退を表明している松井氏は、自身に対するデモの話を引き合いに、「我々は選挙から選挙までの間しか付託されてないわけだから、話し合いでずっと引き伸ばすのは違う。多少反対があっても、やるって決めたら多数決で(決をとる)」との考えであることを説明。
橋下氏は「今の政治家に一番足りないのはそこだと思う。国政にしても何にしても、反対や批判、次の選挙のことを怖がって、民意にのっかるだけのサーフィン政治ばかり。『これ』って決めたら反対を受けてでも進めないと」と賛同する。
松井氏は「憲法改正をやろうとしている勢力が、衆参で3分の2ある。これは安倍総理の頃、2016年の参議院で“細かいところは意見が違うけど、国民投票はやろう”という空気があったが、スケジュールを決めないからできなかった。いつも『話し合いをしましょう』と言っていて、『いつまでに決めましょう』がないから、延長、延長になってしまって物事が決まらない」と指摘した。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)