カルト教団に詳しいジャーナリスト鈴木エイト氏が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の現在の活動を坂上忍に解説。韓国で行われる「先祖解怨式」や、韓国への送金ルートを語った。
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12月14日(水)、ABEMAにて坂上忍がMCを務める番組『デマ投稿を許さない』が放送。同番組は坂上がSNSのタブーに斬り込み、議論の嵐を呼ぶ禁断のトークバラエティ。ネット上で本当か嘘かわからない噂を広められたゲストを招き真相を直撃、坂上がデマ投稿にNOを突きつける。企画・構成は鈴木おさむ氏。
今回のゲストは旧統一教会問題に鋭く切り込むジャーナリスト・鈴木エイト氏。世界平和統一家庭連合の現状を聞かれたエイト氏は「霊感商法自体は一応やめている」「ただ、霊感商法時代に稼いだのと同じ額を献金させている。売買契約ではなくて、宗教行為として献金したら授ける、という形」「消費者契約ではない形なのが巧妙なんですね」と説明。坂上は「抜け道的なことになってるんですね」とうなずいた。
世界平和統一家庭連合の今の活動の一つが「先祖解怨式」。エイト氏は「7代ごとに先祖の因縁を解くという儀式。それが280万円かかるんです」と語った。現金の回収手段について、「今までは韓国に直接持っていって、別の宗教法人におさめていた。日本の宗教法人を通さないで」「(外為法にかからないギリギリの)100万円を信者に持って行かせて、韓国の空港で信者に納めるみたいなやり方もやっていた。3つルートがあって…」などど、集金のために教団があらゆる手段を講じていると解説。
エイト氏いわく、仮に宗教法人を剥奪されてもメスが入るのはあくまで献金の部分だけ。先祖解怨式と外為法を使った抜け道は現状の宗教法人法で規制できないという。「そこにメスを入れるには、警察が動いたり色々しないといけない」「高額献金で悩む人を救うには、そこまでやらないと厳しい」と問題解決の難しさを語った。